与謝野町議会 > 2022-06-15 >
06月15日-02号

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  1. 与謝野町議会 2022-06-15
    06月15日-02号


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    最終取得日: 2023-05-06
    令和 4年  6月 定例会(第109回)          第109回令和4年6月与謝野町議会定例会会議録(第2号)招集年月日 令和4年6月15日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後3時07分 延会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  杉上忠義       9番  河邉新太郎       2番  藤田史郎      10番  永島洋視       3番  野村生八      11番  三田義幸       4番  高岡伸明      12番  安達種雄       5番  浪江秀明      13番  家城 功       6番  渡邉貫治      14番  和田裕之       7番  今井浩介      15番  山崎良麿       8番  山崎政史      16番  宮崎有平2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    前田昌一    書記        坂根加奈子4.地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    田中眞一      副町長       和田 茂    教育長       長島雅彦      企画財政課長    小池大介    教育次長      柴田勝久      総務課長      長島栄作    社会教育課長    植田弘志      防災安全課長    藤垣浩二    福祉課長      田辺茂雄      CATVセンター長 谷口義明    子育て応援課長   下川賢司      税務課長      吉岡素子    保健課長      平野公規      住民環境課長    中上伸午    商工振興課長    三田大智      会計室長      安田 敦    観光交流課長    市田桂一      建設課長      柴山 進    上下水道課長    山添雅男      農林課長      井上雅之5.議事日程  日程第1 一般質問6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(宮崎有平) おはようございます。 6月定例会二日目となりました。本日から一般質問を行います。 本日は5人の議員を予定いたしております。 ただいまの出席議員数は全員であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 日程第1 一般質問を行います。 14人の議員から質問の通告がありましたので、通告順により順次質問を行います。 最初に、15番、山崎良磨議員の一般質問を許可します。 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) 失礼します。それでは、一般質問のほう、トップバッターで始めさせていただきたいと思います。 私の質問は、大きくは1点、細かくは3点になります。 件名、今後の与謝野町の展望は、以下、3点を質問いたします。 1番、本年、令和4年4月17日付の京都新聞において、庁舎問題の特集記事が掲載されましたが、この記事を読んだ町長の見解、思いを問います。 二つ目、3月議会の私の一般質問において、野田川地区のこども園の場所についてのマニフェストは、公職選挙法にひっかかるおそれがあるので、多くはコメントできないとの見解を頂戴しましたが、選挙が終わった今、コメントを控えずマニフェストを推進するときだと、私は考えます。必要がなくなった今、改めて、その思い、意思をお聞き、確認します。 三つ目、今後、施行が計画されております、性的マイノリティーなどの社会的弱者が暮らしやすい条例の具体的な狙い、思いを教えていただきたい。 1番、庁舎問題が過去からの積み残し。二つ目、こども園の問題、これは今現在、リアルタイムで起きている問題。三つ目、これは問題ではございませんが、今後の町長の思い、マニフェスト、これに追行する、付随するものだと思い、与謝野町の過去、現在、未来、これらを質問して、お互いの認識を深め合いたい。その思いで、この質問を作成いたしました。 以上が、私の1回目の質問となります。 ○議長(宮崎有平) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 皆さん、おはようございます。 それでは、本日から三日間にわたりまして一般質問、どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、山崎議員のご質問で頂きました、今後の与謝野町の展望はに、お答えをいたします。 まず、1点目のご質問では、本年4月17日付の庁舎問題の特集記事を読んだ町長の見解、思いを問うにお答えをいたします。 記事では、合併時から懸案の一つでありました庁舎の再編について、10年以上たった今も進んでおらず、厳しい財政状況を背景に、庁舎建設基金の残高も約2,900万円にとどまっている中、財政計画において起債発行額を毎年度10億円に抑えることとしていることから、新庁舎の建設はハードルが高くなっているが、昨年度、公共施設の在り方について意見を出し合う「よさの地域デザイン会議」において、参加者の多くが庁舎一本化の必要性を訴え、窓口のオンライン化や一部機能を公民館に移すなどのアイデアが紹介されています。加えて、本年6月以降、公共施設全体を議論する附属機関を条例で定め、まちづくりの全体像を完成させる方針も紹介されており、庁舎問題についても一定の見直しが必要な時期に来ていると感じている。住民のアイデアを踏まえた前向きな検討が求められると結んでおられます。 庁舎問題の再編に係る経過につきましては、太田町政の時代、私の町長就任時以降の動きについて、記事のとおりでありますし、昨年度に開催をいたしました「よさの地域デザイン会議」、そして本定例会において附属機関の条例設置をお認めいただき、公共施設全体を議論する方向性を持っていることについても、そのとおりでございます。 したがいまして、庁舎の在り方についても、改めて議論されるものと考えており、議論の結果につきましても、参考にしてまいりたいと考えています。 また、人口減少・少子高齢化が今後も続くことが予想をされ、町財政が厳しい中においては、効率的・効果的・計画的に資源を投入するということが求められており、加えてデジタル化がますます加速することが間違いないことから、住民の皆様方へ行政サービスを提供する役場庁舎についても、時代に応じて変化が求められていくものと認識をしております。私自身も公共サービスの在り方、それに必要な公共施設の在り方について、並行して検討してまいりたいと考えているところであります。 次に、2点目のご質問では、野田川地域のこども園の場所についてのマニフェストは、公職選挙法にかかるおそれがあるので、多くはコメントできないという見解であったが、選挙が終わったのでコメントを控える必要はなくなった今、改めて思いを問うに、お答えをいたします。 私は、さきの町長選挙の公約のうち、「子ども・子育て環境の充実」の政策の中で、野田川地域の認定こども園の設置場所に対し、現在、野田川地域において運営しているこども園及び保育所の用地とする考えを提案をさせていただきました。 本町の就学前の教育・保育の環境整備といたしましては、3地域に1か所ずつ新たな幼保連携型認定こども園を設置する計画において、既に岩滝地域と加悦地域の整備を完了しました中、子供たちの教育・保育環境の均衡を図るために、早急に解決をするべきであると判断し、私の一つの提案とさせていただくこととしたところであります。 今後、新たに立ち上げます「公共施設等マネジメント推進委員会」の議論も確認をさせていただきながら、総合的に判断をしてまいりたいと考えているところであります。 次に、3点目のご質問では、今後、施行が計画をされている、性的マイノリティーなどの社会的弱者が暮らしやすい条例の具体的な狙いに、お答えをいたします。 世界人権宣言の第1条には、全ての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ尊厳と権利とについて平等であるとうたわれております。 また、日本国憲法におきましても、基本的人権の享有が保障され、法の下の平等が定められているところであります。しかし、同和問題をはじめ、障害のある人、外国籍の人、女性、子供、高齢者等への様々な人権侵害は依然として存在し、また、インターネット上での人権侵害、性的指向・性自認に関する新たな課題が顕在化するなど、社会情勢の変化などにより、人権問題は多様化をしております。 国においては、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律及び、部落差別の解消の推進に関する法律が制定をされ、地方公共団体におきましても、地域の実情に応じ人権課題の解決に向けて、さらなる取組が求められているところであります。 このような多様化をしている人権問題に対し、町、町民及び事業者などが協力をし、人権尊重の理念の普及を推進していく必要があると考え、性的マイノリティーだけではなく、障害のある方、外国籍の方、女性、子供、高齢者など、互いの多様性を認め合い、支え合う共生社会を実現し、誰もが安心して心豊かに暮らしていける、「人権が尊重されるまちづくり」を進めていきたいと考えています。 また、人口減少、少子高齢化が進む中にあっても、持続可能な社会を実現していくためには、より多くの方の社会参画が必要不可欠であるという認識のもと、多様な文化や価値観を持った様々な人々を積極的に受け入れ、互いに支え合う寛容なまちづくりを進めていきたいと考えております。 以上で、山崎議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) それでは、第2質問から、もう少し細かく、一つずつ聞いていきたいかなと思います。 一つ目、まず、過去の庁舎問題の話から、町長も、この記事を読まれた上での答弁だなというのを、聞きながら感じておった中で、私も当然、読んでおる中で、公共施設等マネジメント推進委員会が立ち上がる条例が今回、上程されております。この記事を抜粋しますと、この識者会議にて庁舎問題をテーマにせざるを得ないとのコメントが出ております。企画財政課職員と、ある中で、当然、これは与謝野町、この16年の積み残しの問題、町長も申されましたが、さきの太田町政から続く問題、ただ、いつまでも野放しにはできない問題であると、私も考えております。その中で、町長は、いわゆるデジタル化であったり、そういった、いわゆる距離を感じない、行政サービスの確信を持って対応したいような思いもあるようなことを言われました。ただ、やはり庁舎の一本化というものは、さきのデザイン会議でも出ておる。ただ、私も過去4年間、議員として参画させてもらった中で、先立つものもない。基金も2,900万円程度しか現在ない。毎年、お金を、これをプールすることも、100万円単位でしかかなわない。そういった中で一本化をする、こうなると現実論としては、既存の庁舎を使っていくしかないのではないか、そういった思いに、私も単純な人間でございます。私もそう考えていくんですが、町長、まずは、そういった問題、もう少し詳しく聞きたいんですが、庁舎の一本化ということについて、町長は、どうお考えか、お聞かせ願えますか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをさせていただきたいと存じます。議員からは、庁舎の一本化という問題に対し、どういう見解を持っているのかといったご質問であったものと認識をしております。 まず、最初に皆様方と共有をしておきたいのは、この庁舎問題に関する議論の経過でございます。当然のことながら、3町が合併をして新町が発足をした際、合併協定における最重要項目の一つが庁舎の位置でございました。すなわち合併の基盤となる議論がなされたものと認識をしており、この庁舎問題を展開をさせていくためには住民の皆様方との議論を踏まえて行っていく必要があるというふうに、基本的に認識をしております。そのような中で、約10年前に住民の皆様方のご参画、ご協力を得ながら庁舎問題の在り方を検討いただいたというところであります。そうした中で出されてきた方向性が、将来的に中心地に新庁舎を建設をするというものでありました。 私は、先ほどの認識を含めて、この委員会の答申というものを尊重させていただいた上で、これを実現に向けていくためには、やはり財政的な裏づけをする必要があるということから、基金の造成を行っているというところであります。加えて時代の変化の中で、例えば、与謝野町の役所に来られる方の7割が諸証明の発行ということを求められるということから、このような諸証明の発行事務については、できる限り窓口を広げながら取り組んでいく。デジタル化、あるいは他の機関との共同ということを進めていく必要があるのではないかという認識を持ってございます。 そのような中で、我々といたしましても庁舎の一本化というものを目指しつつ、それを具体的に進めていく手法といたしましては、先ほど申し上げたようなデジタル化の推進などにおいて、住民の皆様方の立場に立った公共サービスを考えていくということが必要なのではないかと考えております。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) デジタル化の話がちょっと出たんで、先にその点を、例えば、コンビニエンスストアなんかでも最近は、いろんな書類が取れたりとか、だんだん町長のおっしゃるデジタル化というのは、そういう部分もあるのかなと。もう随分古い話ですが、私も大学生時代、東大阪のほうにおったんですけど、そのころから東大阪の市役所というのは、いわゆるイオングループの一角に、当町でいう住民課のような窓口を作って、そこで書類発行のサービスなんかをしておって、ああこれは便利だなという思いがあって見ておって、もうそれこそ私も40歳超えてますので、20年以上前から、そういった試みなんかも都会のほうではあったりして、行政サービスの向上という意味で、いろんな模索を、この自治体もしておったと思うんです。ただ、私が気になるのは、当町は、どうしても年齢のボリュームゾーンが、全国的に見ても非常に高齢社会でございます。その中でのデジタル化というものが、どこまで皆さんに受け入れてもらえるか、まずは、これが一つ。 どうしても、やはり私も、いずれ行く道です。これは決して年老いた方をばかにするような発言ではございません。私もいずれ、今の技術には立ち行かなくなると思います。そういった中で、やはり歩いていけるところ、自転車をこいでいけるところ、こういったところで申請がしたいと思われるのもよく分かる気持ちだと思います。そういったしっかりとした説得や説明というのが、すごく必要になってくると思うんです。その中で、新庁舎の話もプール金を、基金を積んで多少方向性は見いだしたいという思いでしたが、すみません。長くなるので、とりあえず、そのデジタル化についての周知、認知というのは、この町の年齢のボリュームゾーンで果たして可能かと、町長は思われますか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをさせていただきたいと思うんですが、先ほど答弁でデジタル化というお話をさせていただきましたが、私が指しましたのは社会全体のデジタル化ということであります。この社会全体のデジタル化が進むということにおきましては、先ほど議員からご紹介がございましたように、例えば、コンビニエンスストアなどをはじめとする民間事業者が運営する場所において、各諸証明の発行がより簡単に行うことができる。そのようなことが、この時代、起こっているということを念頭に置いた発言であったということで、ご理解を賜りたいと思っております。 その上で、議員からは当町におけるデジタル化の普及ということで、高齢化が進む中、非常に厳しいんじゃないかというお話があったかと思います。このコロナ禍におきまして、確かにデジタル化が一般的には推進されたということでありますが、とりわけ高齢世帯、あるいは視覚障害などを持っておられる方においては、様々な課題もあったというふうに認識をしております。 しかしながら、デジタル化を推進をしていくということは、対象の方々の生活の質を向上していくということにもつながっていくんではないかと思っておりますので、そうしたことからも積極的な普及をしていきたいと考えているというところであります。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) 普及を進めていきたい。国のほうもDX、こういったほうの指針とか、いろんなことがございます。その中で当然、進めていきたいという思いも分かります。ただ、私が先の質問でしたかった根幹の部分というのが、例えば、所課でいうと福祉課、このあたりになるのかなと思うんですが、保健課、福祉課、この辺で、そういった、いわゆる講座、企画財政の方と連携したりというような形で講座や説明というのに、相当な尽力を費やさない、相当な時間、コストを費やさないといけないという覚悟はおありかということを、ちょっとお聞きしたいんですが、よろしいですか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをさせていただきたいと思いますが、コロナ禍に入りましてから、社会全体がデジタル化普及の波にあるということから、とりわけ情報格差が生じやすい方々に対する施策を充実をしていきたいということから、視聴覚の障害を持つ方々に対し、タブレットの購入経費の助成でありましたり、使い方講座というものを展開をさせていただいております。この点については、福祉課が所管となりまして、事業の推進を図っているということであります。 私が報告を受けている限り、参画をされる方も徐々に増えてきて、タブレットを活用した様々な試みを行っておられるというふうに伺っております。こうした一つ一つの事業を確実に推進をしていくということによって、先ほど議員が申されました懸念をできる限り低く抑えていくということだろうと思っているというところであります。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) 普及の話で、今、タブレットの講座の話が実例として出て、これは今やられておること。今後、仮にデジタル化、役場の書類、証明書等の発行がされるときにデジタル化がもっと普及するときの、いわゆる講座、レクチャーというのは、また、別の問題かと思うんですが、それも町長がおっしゃりたいのは、今そういったタブレットの、いわゆる指導であったり、講座を開いておるような形で努力して進めてまいりたいという回答でしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。
    ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思いますが、先ほど来、議論となっております役所が発行する各種諸証明の、例えば、コンビニエンスストアでの発行などにつきましても現在、庁舎内で議論を行っているという段階であります。そのような中、当然、議員の懸念というものは、私どもとしても理解をしております。できる限り細やかな情報提供、あるいは積極的な講座の開設などを行いながら、これらのサービスを利活用していただけるようにしていく必要は当然あるとものと認識をしております。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) 庁舎問題は、今回、ほかの議員の方も質問されるようですし、私ばかりがやっておっても、ほかのことも聞きたいので、あと2点だけ、この問題についてお聞きしたいと思います。 一つ目、もうシンプルに現状の基金では、もう何百年になるのか、ちょっと分からない状況の積み方です。私も、これは疎いままで、ちょっと素直に教えを請います、可能性の話です。 基金の積み上げベースを増やすような努力であったり、方策というのは、模索されておるかどうかを、まずお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思いますが、議員から御指摘がございました役場庁舎建設にかかる基金というものでありますが、この造成に当たり条例を設置をしてございます。この条例に基づく基金の運用を行っているという段階でございますが、この基金の大幅な増加を成し遂げていくということができるのであれば、どのような方策なのかということであろうと思いますが、これは町の財政全体における健全な状態を維持していく、このことによって基金の造成についてもスピードアップしていくことができる。そのようなことなのかなと思っているというところであります。 議員からは、もう少し具体的な基金の運用の変更などについてのご質問だったと思いますけれども、これらにつきましては、現在、見直しの議論を行ってございません。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) しっかりと検討していただいて、まずは貯蓄ベースが増える、釈迦に説法かもしれませんが、それが一番大事で説得力があるのかなと、私は考えております。 もう一つ、公共施設等マネジメント推進委員会が今後、条例が可決されれば立ち上がる方向です。デザイン会議と2立てで、この町の公共施設、こども園の施設に限らず公共施設全般についての論議がなされるとお聞きしております。 その中で、今、町長が私に説明されたような基金の話であったり、その基金のベースが決して多くはない。なかなかそういったものが積み立てることが難しい。そうした経緯も当然、資料つきで、選ばれた各マネジメント推進委員様のほうには説明をされて、その理屈を持って討論していただくという方向性でよろしいでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたします。本町が所有をする、あるいは本町の公共施設につきましては190を超える公共施設が存在をするということでございます。この公共施設の維持、管理、あるいは統廃合、再編というものを考えていく際、その背景となる、これまでの議論、そして、各種統計や、様々な現在の予算措置についても情報提供をさせていただきながら議論を進めていく必要があるものと考えております。 そうしたことから、先ほど来、議員からご指摘がございます庁舎問題に係る、これまでの議論の経過、あるいは現在の基金の条例の内容などにつきましても、情報提供させていただきながら議論を深めていただくことができるように工夫をしてまいりたいと考えています。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) しっかりとお願いしたいなと思います。 二つ目に入ります。私も4月の選挙、ここにおる皆さん、4月の選挙を越えて、ここにおるわけですけど、マニフェストのほうを発言しております。先の4年前の選挙に出たときもマニフェストを掲げ、私も支持者の説明会で、こういったことを挙げて、こういったことはここまでできて、これはできなかったということを申した次第です。 町長、マニフェストは遂行するためにあるもの、これは当然のことだと思うんですが、先ほどの町長のご説明で、もう選挙も終わったんでということで、ざっくばらんに説明されたと思うんですけど、いわゆる公共施設等マネジメント推進委員会に、これは町長の一提案として、こういった意見もあったということを挙げられるということでよろしいんですか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思いますが、公共施設等マネジメント推進委員会の運営に当たりましては、条例が可決をされればということでございますが、その委員の皆様方が積極的に公共施設の在り方について、あるいは、これまで議論をしてまいりました管理計画などについて、意見を交わされ、議論を展開をされるものと考えております。 そのような中で、当然のことながら野田川地域における認定こども園の在り方についても議論はされていくものと考えておりますが、今回、私が選挙において提案をさせていただきました、この案をどのように処理をされるのかということにつきましては委員会に委ねられると考えております。 一方で、私が提案をさせていただきました野田川地域における認定こども園の計画地の実現性という観点で申し上げますと、庁舎内での議論を深めていきたい。その段階にあるとものと考えております。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) ちょっと疑問に思うことがあったんで、シンプルに、今、町長の一案として、これも挙げられるということを言われました。 そうなんでしょう。その中で、一方で庁舎内で、いわゆる選定地の実現性については並行して論議していくと、今おっしゃられたと思うんですが、そもそもこの公共施設等マネジメント推進委員会及びデザイン会議は、この4年間続く問題に対して解決策を見いだすべく、町に、まず提案するために、町に、いわゆるこういった形がよいという一つの素案を提案するためにできた委員会だというのは、私の認識なんで、その委員会が終わる前に、実現性について、庁舎内で論議をするというのが、いささか勇み足の気がするんですが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思いますが、これから設置をしていきたい公共施設等マネジメント推進委員会におきましては、町内の公共施設全体における議論を深めていただくものと考えております。 したがいまして、その委員会において具体的な個別計画を策定をするということは、どこまでできるのかということは、これからの議論の展開の中で判断をされていかれるものと考えております。 一方で、私といたしましては、選挙において、このような提案をさせていただきました。少なくとも、この推進委員会の議論を見守りつつ、この計画の実現性について庁舎内で議論を重ねていくということは十分できるものと考えております。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) 私は、何も町長のご提案、マニフェスが駄目なものだという気は一切ございません。それはそれで一つの解決策であった。しかし、3月議会でも申しましたのは、こうやって公共施設等マネジメント推進委員会が、何もこども園に限らず、全ての施設について話し合いをする。その上程を受けて、町は、また考えていくという話を聞いておる中で、いささか町長が、先にマニフェストを出すのはどうだと思うというのが3月議会での質問でした。 仮の話です。町長はマニフェストで、いわゆるのだがわこども園の場所については、既存の保育所、ないしはこども園の場所を使いたいというマニフェストを発行されました。庁舎内でも、その実現性に向けて今から検討していきたいと。仮にです。今後、公共施設等マネジメント推進委員会で全く別のこども園の場所についての案が立ち上がった場合というのは、これは序列でいえば、どちらが勝つのですか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。この公共施設等マネジメント推進委員会で個別計画について、どこまで議論をされるのかという点については、まだ、明確に申し上げることができないというふうに思っております。 一方で、私が選挙において提案をさせていただきました計画地の提案ということについても選挙を通じたものであるということから、住民の皆様方に対しての、私としての公約ということでもございます。その中で、どのようにバランスをとっていくのかということについては今後の議論を見守りながら判断をしていくことになろうと考えています。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) 私も序列とか、ちょっと適切じゃない言葉なのかもしれないですけど、どっちが優位性があるのかなという部分が聞きたかったんですけど、それも踏まえて今後、協議していくということですね。 私が申したいのは、町民が参画して、いわゆるデザイン会議から始まり、今度のマネジメント推進委員会にあり、デザイン会議も、また、第2回が開かれ、2立てでいかれるすばらしい計画図だなと思っております。町民皆さん、皆さんは無理でも多くの町民が参画して、そういったものを決めていく。これが議会でも、いろいろとあった中で導き出した一つの答えだと、私は思っておる中で、何も申したいのが、その町長がおっしゃったマニフェストがいい、悪いではないんですよ。もうマニフェストという言葉を使って、ましてや新聞に出てしまったんで、3月議会でも言いましたけど、町民の中には、そうなったんかと、企画財政課に問い合わせた方もおられるんです。そういった中で、誤解を招かないように進めていただきたいんですよ。 いわゆる町の指針、たたき台ありきで委員会が行われた、このようなことを言われるのは、町の皆さんも不本意だと思います。あくまで町民が建設的な意見を出し合って、こういった方向性で上程された、これがなすべき姿であり、私は、そういった意味で町長が今、マニフェストのために、先に、そういった話合いをするのはどうか、そういった場合の優位性はどうなるのかという質問をしたわけです。町長、どう思われますか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。政治家が担う役割と国家公務員、あるいは地方公務員が担う役割ということは若干異なるということであります。私といたしましても、町政運営におきましては、職員、住民、また、議員各位の皆様方のご意見を十分に受け止めながら、そのときの裁量の判断を行っていきたいと考えております。 今回、議員からのご指摘というものも受け止めながら、今後の公共施設の在り方については議論を深めていきたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) 私も分かります。政治家としてのマニフェスト、ただ、首長になられて町全体をマネジメントする側としては、やはり住民の意見も大事、これは当然のことかと思います。その中で誤解のないように進めていただいて、多くの町民の方の意見、少々蒸し返して大変申し訳ないですが、いろんな署名もございました。こういった方たちの思いもしっかりと引き継いでやっていただいて、全ての方が納得することは無理であっても、多くの方が納得、妥協。妥協という言葉もよくないですけど、多くの方がしょうがないかなと思えるラインまでは行っていただけるように、しっかりとした推進委員会の話を聞いていただいて、しっかりとしたプランを立てていただくことをお願いして、この項の質問は終わります。 三つ目、いわゆる私がちょっと考えたのが、この三つ目の質問、新しい条例、条項が今後、出てくると思うんですが、大体いつぐらいに、これを上程されたいお気持ちでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。先ほど、議員の第一答弁にお答えをさせていただく中で、私の思い、考え方を申し述べたところであります。その思い、考え方というのは理念的な意味が非常に強いというものでございます。そのような理念が先行するような条例を制定する際には住民の皆様方のご理解というものを、どのように受け止めていくのか、どのように共有をしていくのかということが非常に重要であると考えております。 したがいまして、現時点において、先ほど申し上げた含意を含んだ条例を制定する時期について、明記をしていくということはできかねるものと考えております。我々といたしましては、先ほど来、申し上げております、人権が尊重されるまちづくり、互いに支え合う寛容なまちづくりについては、これまでも進めてきた経過がございます。この経過というものを十分に踏まえまして、より広い皆様方のご理解が得られるように努力をしていく中で条例などの制定を行っていくことができればと考えております。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) 今後、審議や説明を重ねての、まだ、未定という取り方をさせてもらったらいいのかなと思うんですが、まず、一つ、6月議会当初日に、町長、所信表明、3回目の所信表明をされました。 その中で、率直に思ったこと、いわゆる今までは、これはコロナ禍という情勢下もあるんでしょうけど、そういった中で、今まで1期、2期、1期のときは、私はまだ、議員でここにはおりませんでしたけど、例えば、2期に比べると、大分いわゆる福祉職、いわゆるこういった条例にも関わってくる弱い方を守る、いわゆるバック・トゥ・太田町政と申しますか、福祉であったり、保健であったり、そういった、対してちょっと産業振興のほうの表明が薄れておる。どちらかといえば、福祉とか、そういったことに関して重きが置かれておるようなふうに、私は取りました。こういった条例も、そういったお思いから考えられたんでしょうか。 いわゆる第3期山添町政の中では、そういったものを大事にしていきたいというような所信表明とかぶるものがあるんでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思います。さきの選挙において、私が主張をいたしましたのは、安心・安全、活力向上、住民参画、これを理念に据えまして、七つの基本政策と36の施策というものを進めていきたいということであります。これらを全体的に進めていくということが基本となるとご理解を頂きたいと思います。 その中で、先ほどのご紹介の中での所信表明の内容ということでございますが、この重点に絞らせていただきましたのは、やはりコロナ禍という非常に特殊な状況を受けたということからくる認識の強さということだともとれるのではないかなと思っているというところでございます。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) 所信表明と、この条例の思い、案の関連性をちょっとお聞きしたんですけど、その部分についてお願いできますか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほど議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思いますが、さきの選挙において三つの理念をもとに施策を取りまとめたという話をさせていただきました。その三つ目の住民参画という部分につきまして、関連性が強いと認識をいただいてもいいのかなと思います。 先ほど、第一答弁では、このように申し上げました。また、人口減少、少子高齢化が進む中にあっても持続可能な社会を実現するためには、より多くの方の社会参画が必要不可欠であるということから、多様な文化や価値観を持った様々な人々を積極的に受け入れ、互いに支え合う寛容なまちづくりを進めていきたいと考えている。まさに、この部分に合致していくものであると認識をいただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) これも京都新聞さんの記事で、私は最初に多分、見たんだと思うんですけど、この記事を見て、私、率直にほかの市町で、ぱっと私の中で思い当たったのが豊岡市、これも今の市長ではなく、前中貝市長のときだったと思うんですが、いわゆる性的マイノリティーとか、こういったものを認めようよと、寛容な社会をつくろうよということで、知っとる方は知っておられますけど、私も豊岡のほうの高校へ行っておりましたんですけど、私の母校なんかでも、いわゆる女子生徒でも、はきたい子は、もうズボンをはいていいよと、いわゆる男の子でも、なかなかそれは勇気が要ることなんですけど、スカートをはいてもいいよと、そういったふうな制服の、いわゆる固定化に捉われない、自由化、性的マイノリティーを守るために、そういった行いをされておった中で、行って、ああ世の中って、こういうふうに変わっていくんだなというのを私、感銘受けたことを覚えておるんです。 母校にたまたま用事があって行ったときに、女子生徒さんがズボンをはいておられたんで、あれっと思って、ちょっと先生に聞いたら、そういうことだったんで、大変印象に残っておるんですけど。それを別に、ここでやるべきだとか、そんなことを言うつもりは、全く毛頭ないんですけど、いわゆる仮に条例が上程され、可決された場合は、具体例として、例えば、今やったことを、先ほども言いましたけど、そのままやるべきだとか、そんなことを言う気はないんですけど、こういった具体的な何か、せっかくつくった、たとえ理念条例であっても、やはりちょっと嫌な言い方をしたら、人件費であったり、対費用効果というのは当然かかる中で、一定の何か、これを使った仕掛けをしないと、やはり絵に描いた餅で終わってしまっては、私はもったいないと思う。 そういった中で、今すぐ具体的に、こういうことを考えておるということがなくてもいいんですけど、いわゆるこれにひもづけた、そういった仕掛け、こういったものも私はするべきだと捉えますが、町長、今現在、どう思っておられますか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと存じますが、先ほどの答弁で、理念が先行する条例になり得るんじゃないかというお話をさせていただきました。議員からは、それに基づいての具体的な施策の実行が必要ということでお話を伺ったということであると思います。 私自身も当然のことながら、そのように理解をしております。しかしながら、具体的な取組をどのように進めていくのかということについては、住民の皆さん方や関係者の皆様方からアイデアが上がってくる。それを実行に、総意を持って移していくという流れが非常に重要であると考えておりますので、そういった具体的事業、具体的取組の立案ということについては、十分関係者の皆様方、住民の皆様方と議論を深めてまいりたいと考えています。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) 私も、さして、その分野について全く門外漢ですし、あまり軽はずみなことを言うべきではないので、謹んで言葉を選ぶべきだとは思うんですが、私が、これも安易な発想かもしれません。ただ、思ったのは、例えば、こういった条例を制定していく、これが他市町、全国的にも早いということは、一つはそういった方たちを受け入れる皿ができる、移住・定住の一つの材料になり得ないかなというような期待があるんですが、町長、そういった視点は、どうお考えですか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま頂きましたご質問にお答えをしたいと思うんですが、ある社会学者が、このようなことを申し上げておられます。強い地域、あるいは強い社会、あるいは企業というのは、三つの特性を包含すると。一つは人材、もう一つは技術、三つ目は寛容性ということを言われます。 確かに、議員からご指摘がございましたように、町内の皆様方が総意を持って多様な価値観を受け入れていく。そのような姿勢のもとで地域をつくっていくということに向かっていくということができますと、様々な感性を持った、特性を持った移住者の皆様方が伸び伸びと、この社会で生きていくことができる。そのような社会の実現にも近づけるんではないかと思っております。 私といたしましても、それらの指摘、あるいは視点というものも踏まえながら、今後の取組を推進できればなと思っているというところであります。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) ぜひ、そういったふうに、結局、三つ目、特にこれについて、私が何を申したかったか、前二つも、総括に入ります。 私としては、絵に描いた餅は駄目だと、皆さんもきっと、そう思っておられると思います。その中で、こういった立案であったり、こういった企画、計画というものをいかに、いわゆる庁舎や庁舎内や、いわゆる議員間だけで理念をつくって満足というわけではなく、これを仕掛けとしてうまく使って、認知していただき、全国的にも、それを広めていき、先導者となって、そういった仕掛けが大切ではないかということが、私は、この三つを通して言いたかった次第です。 絵に描いた餅だけは避けていただきたい。そして、二つ目、戻りますが、町長のマニフェストが先行してしまいまして、私も町長の案に賛成です。ぜひ、そうしていただきたい。しかし、その前にマネジメント委員会の計画があった中で、2立てで、どちらが相勝つのかというような質問をしましたが、そういったことも考えて、思慮深く計画性を持って、全てが絵に描いた餅にならないように行政、次の3期目を邁進していただきたい。私の思いから、この過去、現在、未来の質問をいたしました。 町長、総括で何か、申されることがあったら、お願いします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。与謝野町におきましても新町発足後16年という歳月が過ぎました。この間、住民の皆様方や議員の皆様方のご尽力もありまして、一定の持続可能性ということを目指したまちづくりが進んできたんではないかと思っております。私といたしましても、先人たちから受け継いできた、様々な歩みというものを飛躍させ、現在において、どのような価値を見いだすことができるのか、そういった観点からも、様々な提案をさせていただきたいと考えているというところであります。 議員から本日の一般質問で大きく3点について、議論をさせていただきました。議員からのご質問、あるいはご意見というものも参考にさせていただきながら十分に計画性を持ち、実行力のある施策に結びつけていく努力を重ねていきたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) しっかりとした遂行、この遂行が一番大事かと思います。それをお願いしまして、私の一般質問を終わります。以上です。 ○議長(宮崎有平) これで、山崎良磨議員の一般質問を終わります。 次に、三田義幸議員から一般質問の資料配付の申出がありましたので、これを許可します。 事務局に配付をお願いします。 暫時休憩といたします。     (休憩 午前10時19分)     (再開 午前10時20分) ○議長(宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、三田義幸議員の一般質問を許可します。 三田議員。 ◆11番(三田義幸) おはようございます。新人の三田義幸と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。 質問に入ります前に、少しお話をさせていただきたいと思います。私は8年前の4月6日の日に山添藤真町長が誕生しまして、翌日の朝、会社に出勤して、直属の上司に4年後の3月20日付で退職させていただきます。そして、4月の京都府与謝野町議会議員選挙に立候補しますとお話をさせていただきました。 実際に4年後、3月20日付で会社を退職しまして、4月の与謝野町議会議員選挙に立候補しましたが、4月8日の日にあと73票が足りずに落選してしまいました。それから4年後の今年4月10日に当選をさせていただきました。 私が、地方議員とはいえ、政治家を志した理由は、政治行政に興味、関心があるということです。そして、地方議員とはいえ、政治家になって何がしたいのかと申しますと、税金だからと思って使い放題、借金し放題を阻止しなければならない。止めなければならないという強い決意でございます。 それでは、質問に入らせていただきます。理事者の方と議員の方々には議長の許可を頂きまして、私のほうで準備をしてA4用紙6枚の参考資料を配付させていただきました。その資料を見ながら、私の質問と答弁を聞いていただきたいと思います。 それでは、質問に入ります。1項目め、財政破綻、危機状態に陥った原因と返済方法を問う。 質問1、昨年11月の広報よさの11月号の中で、借金総額が約284億6,000万円と記載されている。借金が膨れ上がった、積もり積もった原因と、今後の返済方法をお尋ねします。 2番目の質問、町の借金は返済期間はどのようになっていますか。返済が滞った場合、催促があるのか、どのようになりますか。また、滞ったことがありますか。 3番目の質問、将来的には少しずつでも借金総額を減らさなければという気持ちがあるのか、ないのか、教えてください。今後の税金の使い方に影響、関連しますので、よろしくお願いいたします。 2項目め、大雪警報発令時の除雪対応の内容と今後について、1番目の質問、5年前の事案で恐縮ですが、2017年2月12日(日)に大雪警報が発令されて電車もバスも運行停止になったのですが、私は午前6時からのタクシー乗務で危険な状態の道路を、与謝野町の怠慢ではないかと怒りを感じながら走行しました。その日の午前中の与謝野町の対応をお尋ねします。 2番目の質問、大雪警報が発令された時点で、除雪業者に出動準備要請をされていますか、お尋ねします。 3項目め、生活保護費受給条件を詳細に広報よさのに掲載を。1番目の質問、生活保護費受給対象者への調査や決定は丹後広域振興局のケースワーカーを中心に相談されていると認識しておりますが、生活保護費受給条件の詳細を広報よさのに掲載していただきたいのですが、いかがですか。 2番目の質問、法テラス制度について伺います。生活保護世帯や住民税非課税世帯の方は弁護士への相談料金40分で5,500円が実質無料となると聞いています。詳細を教えてください。また、住民税非課税世帯の基準も教えていただきたい。 4項目め、消防団への入団拒否を減らし、退団者を減らすには。一つ目の質問、以前は消防団への加入要請があれば使命感の下、断る方は少なかったと思っております。ところが現在では結構、断る方がおられるとか、退団者が多いと聞きますが、現実はいかがですか、お尋ねします。 2番目の質問、消防団員の方々は日常も飲酒を控えておられると認識しておりますが、実情はどうでしようか。出動要請のときに飲酒され、アルコールが入っていた場合の対応について教えてください。どうかよろしくお願いします。 ○議長(宮崎有平) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、三田議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思いますが、多くのご質問をいただいておりますので、答弁が長くなりますことをご了解いただきたいと存じます。 それでは、一番目のご質問、財政破綻危機状態に陥った原因と返済方法を問うにお答えをいたします。まず、1点目のご質問では、借金が膨れ上がった原因と今後の返済方法についてと、3点目のご質問で頂きました、将来的には少しずつでも借金総額を減らさなければならないという気持ちはあるのかについては、関連をいたしますので、一括してお答えをさせていただきます。 議員ご指摘のように、昨年の広報よさの11月号において、令和2年度決算における本町の地方債残高は、一般会計、特別会計、企業会計を合計し284億6,084万円と、非常に大きな金額となっておりますが、合併以降の本町の地方債残高は、平成24年度の334億5,177万円がピークとなっており、以降、かえでこども園新設事業、加悦中学校改築事業、宮津与謝クリーンセンター整備事業等、今日まで大規模事業を実施しながらも年々減少傾向であるということをご承知おきいただきたいと存じます。 町債の増加要因については、先ほど申し上げました大規模事業をはじめ、公共施設の建設や改修を実施する際には、単年度に多額の資金が必要となり、その財源として地方債を発行しているというところであります。これらの公共施設については、老朽化や災害等による突発的な破損などにより更新、または改修が必要なものもございますので、地方債を借り入れ、将来、負担が膨らんだとしても実施しなければならないものもあります。 地方債は、後年度の元利償還金という形で財政負担を後年度に平準化する働きがあるとともに、現世代の住民のみに財政負担を強いるのではなく、将来、便益を受けることとなる将来世代の住民と負担を分かち合う、いわゆる世代間の公平性を図る働きがございます。 こうしたことを踏まえた上で、毎年度地方債を発行しておりますが、本町の全ての公共施設を更新、改修するには、多額の地方債を発行しなければならず、本町の財政状況を踏まえると不可能であると認識をしております。 もちろん幾らでも地方債を発行できるとは考えておりませんし、現世代、将来世代の住民負担を少しでも軽減できるよう努めていくということは言うまでもないと考えております。 以上のことから、公共施設マネジメントを推進し、今後の公共施設の在り方を住民の皆様方と一緒になって考えていくと共に、与謝野町財政計画に基づき地方債の年間発行額上限を10億円と定め、その範囲内で施設整備を実施するなど、公債費の抑制に努めているというものであります。 また、地方債には借入額や償還額に応じ交付税算入されるものがあり、本町では合併特例債、辺地対策事業債、過疎地域特別対策事業債など、交付税算入率が高い有利な地方債を活用し、将来にわたる住民負担を極力軽減することといたしております。 次に、2点目のご質問で頂きました、町の借金は、返済期間はどうなっているのか。返済が滞った場合、催告があるのか、どのようになりますか。また、滞ったことがありますかに、お答えをいたします。 まず、地方債を財源として実施する建設事業等は、その施設などの耐用年数の範囲内として分割で償還することとなっております。償還が滞った場合、借入先で、それぞれ違約金が定めてあり、償還金額に対し、違約金の割合を乗じた金額を支払うことになります。 なお、現在に至るまで償還が滞ったことはございませんので催告があるのかどうかは存じ上げておりません。 公債費は義務的経費であり、町の信用にも影響いたしますので、滞ることは決してありませんが、今後も健全な財政運営に努めてまいりたいと考えております。 次に、2番目のご質問で頂きました、大雪警報発令時の除雪対応の内容と今後についてにお答えをいたします。 まず、1点目のご質問では、2017年2月12日の午前中の与謝野町の対応についてに、お答えをいたします。 京都府北部地域において、2017年2月10日から12日にかけ、西日本上空に非常に強い寒気が流れ込み、大雪に見舞われました。本町には、10日午前4時9分から12日午前9時35分までの間、大雪警報が発表されています。10日の午後からは断続的な降雪があったことや、大雪警報が発令されていることから、11日には町全域で除雪出動基準である15センチを超えると、早々に判断し、10日の夜には全ての除雪業者に出動要請を行っております。通常は午前5時の出動でありますが、11日は午前4時頃から町内全域で除雪作業を行っておりますが、降雪量が多く、作業は夜間まで続いたという日でありました。 12日におきましても大雪となる予測であったため、翌日の除雪作業も前日のうちに全業者へ出動要請を行い、午前4時頃から町内全域で除雪を行ってございます。このときには大雪であったため、国・府道においても混乱が生じ、岩滝地域では、国道178号の岩滝庁舎前から府道網野岩滝線との交差点部分の間を夜間通行止めにしての大掛かりな排雪作業も行われておりました。町道におきましても明石地区の旧桑飼小学校付近を通行止めにしての排雪作業や、各地域の道路脇等に積んだ雪の排雪作業を行っております。 次に、2点目のご質問では、大雪警報が発令した時点で除雪事業者に出動準備要請をされているかに、お答えをいたします。 本町では、大雪警報の発令とは関係なく、町からの出動要請で作業を開始しております。一つ目のご質問でもお答えをいたしましたが、前日のうちに実際の気象状況や降雪予想などで15センチを超えると判断をした場合には、出動要請を除雪業者に出しておりますが、基本的には建設課職員が午前4時頃に岩滝・野田川・加悦の3地域の積雪深を確認し、出動を判断しております。積雪深が15センチを超えなくとも、断続的に降り続くなど、今後、超えるであろうと判断した場合には、その時点で出動要請を行うこともあります。 また、山間部に指定されている区域に関しましては、担当する除雪業者が積雪深15センチを確認し、業者判断で除雪作業を開始いたします。 町民の皆様方からは、除雪に関し、もっと丁寧にしてほしい、もっと早くしてほしいなどのご要望を多く頂いておりますが、除雪機械オペレーターの高齢化や従業員の減少のため、除雪機械の増車は困難であり、よって除雪期間の短縮や範囲の拡大も難しい現状となっております。 道路除雪は、その日に降った雪の量と併せ、前日からの除雪により道路際に残っている雪により作業効率が大きく変わってまいります。町といたしましても安全に通行ができるよう精いっぱい努力をしておりますので、事情をご理解いただき、ご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 次に、3点目のご質問で頂きました、生活保護費受給条件を詳細に広報よさのに掲載をに、お答えをいたします。 まず、1点目のご質問、生活保護費受給条件を詳細に広報よさのに掲載をに、お答えをいたします。議員もご承知のとおり、町村においては生活保護の業務を実施されるのは京都府となり、本町では丹後保健所に、その業務を担っていただいております。生活保護法に基づき丹後保健所の担当課が業務を実施をされており、本町に生活保護の相談を頂いた場合にもスムーズに保健所につなぐこととなります。保健所への直接相談もよいことから、そのようなケースもございます。 町に生活保護のご相談を頂いた際には、保健所につなぎ、保健所担当者より相談者へ生活保護の説明をされ、申請を受け付け、調査の上、生活保護が受けられるかどうかの決定をされます。様々な考え方がございますが、生活保護の決定業務を行わない本町が、受給条件を周知することは適切ではないのではないかと考えています。 いずれにいたしましても、この地域の生活困窮者支援を担う丹後保健所と連携を密にしながら、本町としてもでき得る支援をしてまいりたいと考えます。 次に、2点目のご質問で頂きましたのは、法テラス制度についてであります。生活保護世帯や住民税非課税世帯の方は弁護士への相談料金40分で5,500円が実質無料になると聞いています。詳細を教えてくださいに、お答えをいたします。 法テラスについては法務局所管の法人であるため、制度の内容について、町が全て把握をしておりませんが、調べましたところ、法テラスの制度は民事法律扶助業務の中で、経済的に余裕がない方が法的トラブルに遭ったときに、無料で相談を受けられる制度であるということであります。相談を受けられる方は、収入や資産が一定以下であることなどが条件であるとのことであります。 ご質問にありました、生活保護世帯や住民税非課税世帯の方が実質無料になるということではなく、法テラスが設けている基準では、一つに「資力基準」があり、その中に「収入基準」と「資産基準」があるということであります。例えば、家族構成が1人の場合、収入基準は月給が18万2,000円以下で、家賃や住宅ローンの負担が4万1,000円以下であること。資産基準は預貯金の合計額が180万円以下であることが基準となります。 家族構成の人数により収入及び資産の基準額が変わります。そのほかの条件として、民事・家事・行政事件は無料の対象となりますが、刑事事件につきましては、無料相談の対象とはなりません。また、同じ事案については3回までの相談であるということであります。 現在、本町が実施をしております「法律相談補助金制度」については、幅広く住民の皆様方に法律相談を利用いただくことを目的としているため、収入要件等に関係なく、年度内1世帯1回限り1回40分の相談で5,500円の相談料を、その95%に当たる5,200円を上限とし、予算の範囲内で補助金を交付をさせていただいております。 また、住民税非課税の基準については、本町税条例第24条で定める、個人の町民税が課税されない人、つまり均等割も所得割もかからない方になります。税においては、住民税非課税は個人の基準であり、世帯の基準はございません。非課税世帯の基準は、それぞれの制度で定められている基準になりますので、そのようにご理解を賜りたいと存じます。 次に、4番目のご質問で頂きましたのは、消防団への入団拒否を減らし退団者を減らすにはに、お答えをいたします。 まず、1点目のご質問で、以前は消防団への加入要請があれば使命感の下、断る方が少なかったと思っております。ところが現在では結構、断る方がおられるとか、退団者が多いと聞きますが、現実はいかがですかに、お答えをいたします。 本町の団員数の確保の取組みでありますが、現団員から友人や知り合いを勧誘していただいているほか、各区長様にも適任者がおられた場合にはご紹介をいただく、また、防火訪問時にチラシの配布、広報誌による団員募集を行うなど、工夫して団員確保に取組んでいるところであります。 しかしながら、町全体の人口減少に加え、若者の社会への転出等の影響により、若者の数が不足している状況の中、近年は本町の就業形態が大きく変化をしており、自営業が減り会社勤めの方が多くなったことに加え、町外の会社へ勤務する方も増加をしているため、入団しても日中は町内にいないので、火災の際に現場に行けないことを理由に入団を断られる方があるなどの現状はあるものの、これまでから、入団の勧誘に当たっては入団を断られる方がいらっしゃいましたので、現在、入団を断られる方が、特に多いという状況ではないと考えております。 また、退団者におきましても、2年ごとの任期満了時点での退団者数は、各分団の部長以上の幹部を中心に、近年は30人程度の退団者で推移をしておりますので、退団者につきましても特に多いという状況ではないと考えております。 次に、2点目のご質問、消防団員の方々は日常も飲酒を控えておられると認識しておりますが、実情はどうでしょうか。出動要請のときに飲酒をされ、アルコールが入っていた場合の対応について教えてくださいに、お答えをいたします。 消防団員が日常に飲酒を控えているのかどうかは、個人のことであり、承知をいたしておりません。また、仮に出動要請の際に飲酒をしている場合の対応でございますが、まずは、ご自身で出動できる状況であるのかどうかを判断をしていただき、安全第一に考え、無理のない範囲で出動が可能であれば、飲酒運転を行わず、ご家族やご友人に消防車庫、または火災現場まで送っていただき消火活動に従事をしていただく対応としております。 以上で、三田議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 三田議員の質問の途中でありますが、ここで11時まで休憩といたします。     (休憩 午前10時44分)     (再開 午前11時00分) ○議長(宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 三田議員。 ◆11番(三田義幸) 山添藤真町長からは懇切丁寧な答弁を頂きまして、誠にありがとうございます。感謝を申し上げます。 それでは、第2の質問に入ります。最初、4番目の消防団への入団拒否を減らし退団者を減らすにはから、先に質問させていただきます。 私の支持者の方から消防団に関してのファクスを頂戴しましたので、ここで読み上げますが、名前については公表できませんが、防災安全課の職員の方や消防団員の方々を中心に名前は分かると思います。それでは、読ませていただきます。町長からは、後ほど感想だけをお願いしたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 消防団について、私は以前、消防団に在籍していましたが、いじめに遭い、嫌気、仕事の関係で退団しました。しかし、活動しなければ、知らない人と出会えたり、消防器具などの使い方など、いろいろなことが学べないと思いましたし、上記の理由があるが、活動は好きで、退団後、地元の消防団に退団年を含めて合計2回、入団をお願いしましたが、断られ、地元以外の消防団に現在、在籍しています。退団年のときは、もう辞めたら、わざわざ入団しなくてもよい。人員調整が大変。嫌な思いをしたんだったら、もういいわやと諭され、断られました。 今回は、命令でした。本来、生まれ育った地域を守るのが消防団だと私は思い、違和感を感じます。ほかの市町村の人に問い合わせても、団員確保が難しい中、そんなことと首を傾げられます。また、お断りの理由として、年齢が大きいということで、与謝野町消防団に入団できないと思い、ほかの市町村に聞くと、入団可能と返事を受けました。地元の分団以外だと話がスムーズに進み、歓迎すると暖かい返事を受けました。 しかし、地元の分団に入団したくて話合いの場を持ってもらっても、話は入団できない理由ばかりの、理由づけばかりです。その中で入団できない四つ程度の理由を言ってもらいました。一番の理由は年齢らしいですが、以下、1番目、君は年齢が大きい。2番目、一度退団した人間とは信頼関係が築けない。3番目、年齢の割に団歴が短く使いづらい。4番目、年下の人間がよく思わない。しかし、1番目については、同世代の方が4年前に入団していますし、2番目の理由は活動前から信頼関係がないと言われても、信頼関係と言われても困ります。3番目の理由は、その同世代の方と団歴が変わらないです。4番目の理由だと、どこの分団でも活動できないと思います。 回答は、入団は認めない。君がほかの分団に問い合わせをしたことは失礼だ。内定をもらったんだったら、その分団に行け。その分団の人に失礼だと言われました。役場に問い合わせると、各分団の幹部さんが決定されるという回答がありました。各分団、幽霊部員が暗黙の了解で存在する中で、活動を長年認められず、声を上げたので、ここの分団で活動できているが、このようなことが許されるのか、各分団で規則が違うのか、与謝野町より人口が多い市でも人は人材だと言われる中、人口の少ない中でお互い頑張るのが町なのではないか。 消防団は名目上はボランティアではないのか、ボランティアなのに断られるのか、私が言われる厳しい条件なら、各分団にいる幽霊部員と言われる方は許されるのか、少なからず町から手当をもらっている団員は、最低限出動しないといけないと思う。ほかの市町村に在住している団員もいると聞く。出動率をデータ化すればいいんじゃないか。何%以上なら在籍、以下なら退団、そんなことをしていたら、与謝野町消防団の団員は減少して、災害等の活動に困ると思います。それらを踏まえても、私が地元で消防団活動ができないのは理解に苦しみ、地元の消防団に対して不信感を抱き、入団できないことが許されることに憤り、悲しみを感じますというファクスを頂きました。 町長から、感想でよろしいので、簡単でよろしいので、感想をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思いますが、与謝野町消防団におかれましては、消防団の創意工夫の中で入団者の確保などを行っていただいており、それらの個別的な事象につきましては、様々なケースがあるのではないかと考えております。 ただいま議員から紹介されました内容につきましては、手紙を送られた方のお話でありまして、それに対応された消防団の方からの意見、あるいは状況把握についての情報が不足をしているということでございますので、私から、その件について詳細な見解を申し述べるということは控えさせていただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 三田議員。 ◆11番(三田義幸) どうもありがとうございました。もうそれ以上は申し上げません。 次の二つ目の質問をします。入団拒否される方や退団される方の理由が、もし分かれば教えてください。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。与謝野町の消防団員となるか、ならないかという判断の中で、なれないという判断をされたケースで、どのような理由があるのかということでございますが、町外への会社勤務ということから、入団しても日中は町内にいないということから、火災の際に現場に行けないということから、入団を断られるケースがあるというふうに伺っております。 また、退団につきましても、基本的に各分団の部長以上の幹部を中心に任期満了時点で整理をされておられるということであろうと認識をしております。 ○議長(宮崎有平) 三田議員。 ◆11番(三田義幸) どうもありがとうございます。それでは、次の質問に入ります。 訓練手当、出動手当、親睦会、親睦旅行など、分かる範囲で教えてください。お願いします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと思いますが、消防団員の皆様方に対する報酬などの金額につきましては、条例を制定し、その条例に基づいて施行しているという状況でございます。各分団におけるお金の使い方などにつきまして、私、詳細を把握をしてございませんので、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 三田議員。 ◆11番(三田義幸) どうもありがとうございます。それでは4番目の消防団関係の質問は終わりにします。 次に、1番目の財政破綻、危機状態に陥った原因と返済方法を問うの質問にまいります。町長を経由して副町長様に補足説明や副町長のご意見を伺いたいのですが、お願いできますか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまのご質問につきましては、和田副町長から答弁を申し上げたいと存じます。     (「休憩動議」の声あり) ○議長(宮崎有平) 休憩動議を認めます。 賛成者はありますか。 賛成者がありますので、暫時休憩といたします。     (休憩 午前11時13分)     (再開 午前11時23分) ○議長(宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を続行します。 三田議員。 ◆11番(三田義幸) それでは、議長から、申し訳ないですけど、副町長にご意見をお伺い、お願いできますか。お願いします。 ○議長(宮崎有平) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 議員の質問にお答えいたします。第一答弁で町長が申し上げました内容というのは、もうそのとおり、現在の財政状況ということなんですけども、ご承知のように財政というのは、生き物というふうに私は思ってますので、その年々によって変わってまいります。ですから、基本的には議員が危惧されるように財政状況を好転させるための努力というのはしていかなければならないというのは、我々も常に思っておりますので、財政というのは非常に複雑ですし、いろんな制度がありますので、我々も今後、勉強しながら議員の皆さんと意見交換しながら、よりよい財政状況になるように運営していければなというふうに考えておりますので、今後さらに、財政のほうに来ていただきましたら、もっと細かに制度等も説明させていただけると思いますので、ご遠慮なさらずに企画財政課のほうに足を運んでいただけたらというふうに思います。 ○議長(宮崎有平) 三田議員。 ◆11番(三田義幸) 副町長、どうもご丁寧にありがとうございます。 次の質問にまいります。質問通告がないというか、していないので、分かり次第、これが分かった時点で、後ほど答弁でもよいんですが、借金に対する金利、自払いは年間、約何%で、金額は大体、約幾らぐらいになるか、分かる範囲で今、現状で分かる範囲で教えていただきたいんです。それで分からなければ、後ほど分かり次第でいいですので、よろしくお願いします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問につきましては、小池企画財政課長から答弁をさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 今、議員のほうからは、年間の償還に伴う利率がどのぐらいで、おおむねどのぐらいの償還をされておるのかということでございますけども、また、詳しくは今年度の、令和3年度の分につきましては、今から決算審査がございまして、9月議会で決算認定の運びとなりますので、そちらのほうで見ていただいたら結構だと思いますけども、例年ですけども、大体今、一般会計で申しますと大体、元金の償還が大体16億円程度でございます。それに対しまして、当然、借入れの時期、それから借入れの期間、例えば、国の政府の資金をお借りする場合もございますし、また、縁故資金といいまして、民間の金融機関、地元の金融機関のほうから借入れを起こすこともございます。それらによって、金利も大きく違ってきておりますので、一概には申せませんけども、公金でお借りするわけですから、通常よりは比較的安い金利を、競争で、特に縁故資金になりますと、競争で札を入れていただいて、一番金利の安いところを入札で落としていただくというようなことでさせていただいておりまして、大体、一般会計で、先ほど元金が16億円と申しましたけども、ちょっと今、すぐに数字が出てこんのですけども、令和4年度の見込みで申し上げますと、利子が5,800万円程度の償還になるというふうな見込みでございます。 ○議長(宮崎有平) 三田議員。 ◆11番(三田義幸) ご丁寧にどうもありがとうございます。 それでは、次の質問にまいります。16年前の合併当時は幾らぐらいの借金がありましたか、これも分からなければ、後ほどでもいいです。お願いします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問でございますが、合併当初、町債の残高というのが、どの程度あったのかということでありますが、約297億円ということとなっております。先ほど第一答弁でも申し上げましたように、平成24年度には334億円程度に上がり、現在、令和4年度見込みにおきましては、258億円程度となる予定でございます。 ○議長(宮崎有平) 三田議員。 ◆11番(三田義幸) どうもありがとうございます。それでは、1番の質問は終わりまして、2番目の質問、大雪警報発令時の除雪対応の内容と今後についてでございます。 大雪警報が発令されたときの与謝野町内24地区の除雪業者様の決め方と、業者名を公表されているかどうかを分かる範囲でよいので教えてください。お願いします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをしたいと存じますが、与謝野町におきましては、毎年度、与謝野町の除雪計画というものを策定をいたします。この除雪計画において町の総延長箇所などに対し、どのような業者の方が担っていただけるかということも記載をしているという状況であり、これらにつきましては、住民の皆様方にも公表させていただいている状況であると認識をしております。 ○議長(宮崎有平) 三田議員。 ◆11番(三田義幸) どうもありがとうございます。では、この2番目の質問も終了いたします。 それでは、3番目の、最後ですが、生活保護費受給条件を詳細に広報よさのに掲載をという質問でございます。扶養照会について教えてほしいんですが、扶養照会というのがたまにニュースとかで、以前も今もちょっと出てますけど、扶養照会というのは、どのようなものなのか、ちょっと教えてほしいんですけど、お願いします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問につきましては、田辺福祉課長から答弁をさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) 議員のほうからご質問の扶養照会についてお答えしたいと思います。保健所のほうの調査の中で、申請された方の生活を支えるために扶養できませんかという照会を、その実施機関であります、この地域でありましたら丹後保健所のほうが、その身内の方に照会され、扶養ができない、できるという照会を頂くというような作業のことを扶養照会という言葉で総称されているというふうに理解しております。 ○議長(宮崎有平) 三田議員。 ◆11番(三田義幸) はい、どうもありがとうございます。 それでは、最後の質問になります。生活していく中での制約はありますか。例えば、パチンコ、旅行、車、外食など、生活保護を受給していれば、こういうことはやっては駄目という制約、規則はあるかどうか、お願いします。
    ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいまのご質問につきましても、田辺福祉課長から答弁をさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) お答えしたいと思います。生活保護を受給されているからしては駄目というようなしばりというものは基本的にないというふうに理解をしております。 ○議長(宮崎有平) 三田議員。 ◆11番(三田義幸) どうもありがとうございます。それでは、私の質問は終わりですが、町長、何かお話があれば、なければ終わらせてもらいますけど。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 本日、三田議員からは4項目にわたるご質問を頂きました。その4項目でお答えをさせていただきました、それぞれの状況、そして、今後の展望などを議論をさせていただきましたが、一つ一つの発言に責任を持ち、今後につきましても、これらの分野における住民の皆様方の利便性を高めるべく努力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 三田議員。 ◆11番(三田義幸) 以上で終了します。どうもありがとうございました。 ○議長(宮崎有平) 次に4番、高岡伸明議員の一般質問を許可します。 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 日本共産党、高岡伸明です。三田議員が元気があったので、静かにやりたいと思います。 事前通告に基づき、庁舎問題について質問を行います。現在、与謝野町では2006年の合併より旧3町の庁舎をそのまま活用しています。岩滝本庁舎に置き、議会や教育、福祉関係の部署は加悦庁舎に置き、戸籍や上下水道部門は野田川北庁舎にあります。本庁舎から加悦庁舎までは約9キロ離れており、車で15分ほどかかります。編成議論は2010年頃からあるようで、当時の太田町長も最も建物が新しく、床面積が広い加悦庁舎の一本化を打ち出されました。2015年度までに改築費3億8,500万円をかけて統合する案でしたが、岩滝地域を中心に反対の声が上がり、町は検討委員会を設け、加悦庁舎改築案を見直しと、庁舎統合を図ることで一致しましたが、具体的な結論は先送りになっております。 編成の背景には、維持管理費のコスト高があるとされており、2013年度の試算で3町分の管理コストは年間、約4,400万円かかり、これを抑えるため町は庁舎の統合を模索してきた計画があります。 太田町長の後を継いで2014年に初当選を果たされた山添町長は、総合庁舎化に向けて4年間で住民合意を目指すとし、2015年には町の中心地に新庁舎を建設したいということを言っておられます。と同時に建設費に充てる基金を創設し、毎年度の繰越金の10%を積み立てることにしております。しかし、地方交付税の減額で、財政支出が厳しくなり、積立額は2015年度の1,300万円から次第に減少していき、昨年度は60万円でございました。年度末に基金残高を約2,900万円にとどまっています。町は財政再建に向け、毎年度、地方債の借入れを10億円に抑える計画を定めています。 町は財政再建に向け20億円から30億円と言われる新庁舎の建設は現時点では不可能としか言いようがありません。現時点では、私は庁舎を一つにすることがよいのか、悪いのかについては十分に検討する必要があると思っております。まだまだ、現状のまま進んでいくことだと思っております。 現在、与謝野町の庁舎では、手続が一つの庁舎だけではできないといった状況です。町民の方からは役場の手続が加悦庁舎まで行かないとできない。バスの便が減り、役場に行くと半日潰れてしまう。タクシーは高くて乗れない。各庁舎で全ての手続ができるようにならないか。苦労して行ったのに判こがないと帰された。足が不自由なのに苦労してやっとの思いで行っている大変さが分かってほしい。このことを町民の方々より何度も聞いております。このことについて、町長に質問いたします。 それでは、質問に入ります。一つ目、本庁舎から加悦庁舎までは約9キロ、車で15分かかります。本庁舎で担当している以外の事務処理ができず、「加悦庁舎へ行ってくれ」とよく言われるということを聞いております。そういった二度手間をなくすためにも、各庁舎でどの手続ができ、どの手続ができないということが一目で分かる一覧表を作り、全町民に配布すべきではないか、なぜこれまで、それをしてこなかったか、このことを町長はどのように思われますか。 二つ目、各庁舎に、それぞれ各手続ができるように、主だった用紙は置いておくべきではないでしょうか。そうすると、用紙に必要な事項を記入後、各庁舎に届けることができるのではないか。このことも用紙を置くだけで、明日からでも着手できることではないかと思われますが、いかがでしょうか。 三つ目、各庁舎で全ての手続ができるようにすべきだと思いますが、町長はどのように考えておられますか。週に1日でもよいから、各庁舎から人員を配置をする。そして対応するということはできないでしょうか。 四つ目、岩滝の本庁舎で「この手続は加悦庁舎に行ってください」と言われた方々の多くは、加悦庁舎に行く交通手段に困っておられます。午前と午後、日に2回、岩滝、野田川、加悦、3庁舎を経由するバスを用意するなど、町民サービスの充実を図ることが必要ではないでしょうか。 これで1回目の質問といたします。 ○議長(宮崎有平) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、高岡議員から頂きましたご質問、庁舎問題についてにお答えをいたします。議員からは、各庁舎で行う業務の利便性についてのご質問を頂きました。平成18年の合併以降、3庁舎方式によりまして、各種業務を行っておりますが、合併当初は各庁舎に地域振興課を配置し、どの庁舎でも一定の手続ができるよう対応をしてまいりました。合併から10年が経過をする中で、平成28年1月に組織の機構改革を行い、各庁舎の地域振興課を廃止し、防災安全課・子育て応援課・CATVセンターを新設をいたしました。その際の機構改革の考え方といたしましては、一部の手続を除き、各種手続につきましては、それぞれの所管課で行う担当課方式に変更いたして、現在に至っております。 議員がご案内されますように、加悦庁舎に福祉課や保健課、税務課がございますので、詳細な手続などについては庁舎までの移動について、ご不便に感じておられる方もあるということは承知をいたしております。 それでは、1点目のご質問、各庁舎でできる手続の一覧を配布をしていないことをどのように思われますかに、お答えをいたします。 議員ご指摘の一覧表については、平成18年の合併の際には「暮らしのガイドブック」とし、合併に伴うお知らせや庁舎のご案内、各種手続等について掲載した冊子が各戸配布されております。また、平成30年度には民間事業者が町内の事業所から広告収入を得ながら「与謝野町暮らしの便利帳」を自社出版され、各戸配布をされておられます。その中でも各窓口業務をはじめ、担当課での業務も掲載をいただいております。なお、作成から5年が経過をしようとしておりますので、更新に向けての検討もされているようにお聞きをいたしております。一方、町のホームページにおきましても、行政・役場組織として、各課等の概要を掲載しておりますが、今後、町報などでの定期的なお知らせについても検討してまいりたいと考えます。 私どもといたしましては、町民の皆様方への配布をしてこなかったという認識ではございませんので、そのようにご理解を賜りたいと存じます。 次に、2点目のご質問では、各種手続用紙を各庁舎に置くことは明日からでもできると思われるがいかがかと、3点目の各庁舎で全ての手続ができるようにすべき、週に1日でも各庁舎から人員配置する対応の考えはについては、関連をいたしますので一括してお答えをいたします。 議員ご案内のように、各庁舎に各種様式を備え置くことは可能であると考えますが、書類をお求めにこられた際に手続内容を確認する必要があり、制度を理解していないと誤った書類をお渡しをするところにもつながりますため、手続内容を聞き、全ての手続を行うことは不可能であろうと考えております。現在でも、書類をお預かりし担当課にお届けをしている状況であります。 また、週に一日、職員を配置してはのご提案については、担当課でも、それぞれの係がございますので、全ての係の職員を庁舎に分散させるということとなりますと人員的にも制約があると考えますし、その日に来られない方への対応なども考えますと、ご提案への対応は難しいものと考えております。 現在も各庁舎の住民窓口で一定の手続を行っていただけるものと認識しておりますけれども、やはり専門的な内容や、ご相談などの内容をお聞きしなければ必要書類が整わないなど、現在の3庁舎で全てを対応することには限界があるものと考えてございます。 次に、4点目のご質問では、3庁舎を経由するバスを用意し、町民サービスの充実を図ることが必要ではに、お答えをいたします。 議員からは、各庁舎を巡回するバス運行のご提案でございますが、町内には民間の路線バスが運行されておりますし、町のコミュニティバスひまわりも各路線週3日運行しておりますので、これらのバス運行に追加してのバス運行の考えは持ってございません。 したがいまして、現在、運行しております路線バス並びに、コミュニティバスひまわりをぜひともご利用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 一方で、昨年度お世話になりました「よさの地域デザイン会議」の中でも総合庁舎化に対するご意見などもございましたが、コロナ禍における分散勤務の必要性などもあり、総合庁舎化が適切かというと、様々なご意見があるものと考えます。 いずれにいたしましても、今後においては各地区公民館の在り方や、今後ますます加速をしてまいりますデジタル化、また、住民の皆様方の移動手段としての公共交通の在り方などを並行して考えていきたいと思っております。 以上で、高岡議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 1番の一覧表を作るということをお願いしたわけですが、それで、それは町報とか、いろんな暮らしのガイドなどで載っているということでございますが、私が調べたところでは、全てのものは載っていないと認識をしております。まず、何と言っても第一は住民サービスの向上でなければならないと私は考えております。やはり一覧表というものがあれば分かります。ただ、確かに暮らしのガイド、そこで幾つかは、そういう必要なものが書いてありますが、それは全てではありません。やはり一覧表というものを用意しないと、やはり二度手間になりますし、町民の方は庁舎に行って、それは加悦庁舎のほうに行ってくれというふうに言われるということは、常に言っておられます。やはりそこは一度、もう一度考え直していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問でございますが、それぞれの組織において、どのような業務を行っているのか、どのような手続ができるのかということについて、より住民の皆様方に啓発をしていく必要があるんではないかというご提案でございました。先ほど、第一答弁でもお答えをさせていただきましたが、今後も広報よさのなどにおいて、そのようなご案内をさせていただきながら、周知徹底に努めていきたいなと考えております。 なお、先ほど暮らしのガイドブックのお話をされましたけれども、ざっと見させていただきますと、おおむね網羅をされているんではないかと思っております。現在、改訂に向けた議論が進んでいると伺ってございますので、その際における、私どもの提案にも耳を傾けていただきますよう、努力をしてまいりたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) この質問をするのに当たりまして、本庁舎の職員の方に聞きました。それで一覧表はないかということを私が聞いたら、一覧表はないということでございました。しかし、必要だと言っておられました。職員の方もあると分かりやすいということを言っておられたのですが、町長は必要ないとお考えでしょうか。ひと目で分かる一覧表を作るべきと考えますが、ご検討はいただけないでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。確かに住民の皆様方に適切に情報をお届けするということから、一覧表の作成と配付ということは有効なんではないかと思いますので、我々としても改善に向けて議論を重ねたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) ぜひ、検討をしていただきたいと思います。 次に、2番目の庁舎ですね、用紙を置いておくということなんですが、この問題は合併協議会の中で最も活発に議論された一つと聞いております。協議会の中では、多くの手続ができるようになっていたと聞いておりますが、どういういきさつでなくなったのか、もう一度、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問でございますが、各庁舎、住民係に手続書類を置くことについてでございますが、書類をお求めに来られた際に、手続内容を確認する必要がございます。制度を理解をしていないということがありますと、誤った書類をお渡しをすることにもつながっていくということであります。 手続内容を聞き取ってご来庁される方にご案内するということになりますと、原課に確認の上、対応するということになるため、他課の業務に係る住民係の負担が大きいというような背景があります。そうしたことから、住民係が対応しない他課の業務の書類は置かない方向で調整をしたというところであります。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) そういう間違いというのは、あるのかもしれませんが、言ってみれば用紙を置くだけのことではないでしょうかと思います、私は。枚数が多くなるのかもしれませんが、住民サービスの向上という点からは、必要だと思いますが、それでも必要ないでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご提案でございますが、議員がご提案をされる内容の趣旨もよく分かるわけなんですけれども、書類の提示をさせていただくと、必ずそれらに対する説明をしていくということになります。これすなわち現在の体制でいきますと、住民環境課の住民係が全ての書類の業務というものを理解をするということから始めていかないといけないということであります。 そうしていきますと、住民係の職員に対する負担というのが非常に大きくなるということも、これまた事実でございますので、我々としては、そういう方向性で調整をさせていただき、現在の形になってきたというようにご理解をいただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 3庁舎ありますから、やはりこういうことは起きてくるのだと思っております。その中で通常、よく使われる書類とか、そういうものは何点かあると思いますが、そういうものだけでも置いておくということができればいいのかなと思っておりますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問でございますが、ある程度の書類の手続などができる状況にはあるものと思ってございますけれども、詳細につきましては、中上住民環境課長から答弁をさせていただきたいと存じます。 ○議長(宮崎有平) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長(中上伸午) 議員ご質問にお答えします。平成28年1月の機構改革によりまして、それまでは、庁舎にない課の対応を地域振興課で行っておりましたが、それが廃止されまして、担当課の業務は担当課で対応するということになっております。現在は、その機構改革のときに調整されました業務仕分によりまして、各庁舎の窓口で対応するということで対応しておりますので、それに対応した様式だけを置いておるということでございます。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 簡単に言って廃止したということでございます。それで町民の方は廃止されたことによって非常に困っておられます。それは多くの町民が、そう言っておられます。やはりそれは何とかして、少しでも、そういったことがなくなることが必要ではないかと思います。その点、町長はいかがお考えですか。与謝野町、年齢の高い方、多くなってきております。非常に岩滝の本庁舎から加悦庁舎に行くのには苦労しておられます。やはりそれは少しでも改良するべきだと思っておりますが、いかがですか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) 先ほど第一答弁でも申し上げましたとおり、これまで開催をしてまいりました地域デザイン会議におきましても、住民サービスに対する様々なご意見を伺っております。そのご意見の中には各種証明書の発行や手続などにおいては、地区公民館でできるようにならないかでありましたりとか、DXを進めていくことによって簡易にコンビニエンスストアなどで発行できるようにならないか。様々なご意見を頂いているというところであります。そうしたご意見を踏まえながら、我々としても改善というものができるのではないかと思っておりますので、そうした少し広い視点に立った上で議論を重ね、どのような調整ができるのかということについては今後の議論に委ねていきたいなと思っているところであります。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 一つ目の質問の一覧表を作るということをしていただいても、所詮はやはり加悦庁舎まで、岩滝の本庁舎に来た方が、そこでなければ加悦まで行かなくちゃいけない。それが直接加悦のほうに行けるという、よい面が出てくるわけですね。ですから、ぜひ一覧表というのを私は言ったわけでございます。 それで三つ目の質問に、各庁舎に1週間に1回でもいいから人員を集めていただいて、手続ができるようにならないかということを、私は質問したわけですが、今回の質問で一番重要なのは、この点だと思っております。一番大切なことは一つの庁舎で全てのことができるということが一番大切だと思っております。それができると全てが解決するのではないかと思っております。ですから、人員配置をどういうふうにするかというのは、また、工夫や努力が必要なのかもしれませんが、町民の方が、そこで加悦庁舎まで行かなくちゃいけない。また、加悦庁舎から本庁舎まで行かなくちゃいけないというようなことがあった場合、一人でも、そういう方がなくなるということは大切なことじゃないかと思っております。 ぜひ、週に1回でいいから、一日でいいから、そういう人員配置をしていただけないでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員からは、住民の皆様方の視点に立った上で各庁舎で行っている業務というのを的確に住民の皆様方に還元をしていくということが必要ではないかといったご質問でございました。先ほど来、答弁をさせていただいておりますように、我々といたしましても住民の皆様方から、様々なご意見やご質問を承っている状況であります。また、昨今の社会情勢などの変化によって、できることも広がってきているのではないかと思っています。 そうしたことを加味しながら住民の皆様方の各種手続、諸証明の発行に関する利便性が向上できるように我々としても尽力をしていきたいと考えています。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 今、庁舎は3か所あるわけでございます。3か所の庁舎で全ての手続が、3か所同時にできるというのは、それは大変なことかもしれません。ですから、一つでも、二つでもできることが増えれば、それだけ町民の方が助かるのではないかということを言っておきたいと思います。 それから、4番目のバスというか、交通手段ですね、3庁舎経由する交通手段ができないか。できれば午前中、午後と2回に分けてというようなことを質問したわけでございますが、それは端的に言って、できないというような答弁だったと思いますが、ひまわりバスは、まず、加悦の地域だけ回っているんじゃないかと思っております。それで岩滝のほうまでは来ないと思ってます。それと庁舎の近くを丹海のバスが通っているというような答弁だったと思いますが、それでは、それを言ったときは町民の方は、それを期待して動くと半日かかる。一日かかるというようなことは言っておられました。ですから、それでは効率が悪い。住民の方に負担をかけるということだと思っております。 ですから、ひまわりバスが私は利用できればいいのではないかと思っております。別に庁舎間は丹海のバスは経由をしていないと、私は思っておりますし、そういうものが、ひまわりバスが利用できればいいのかと考えますが、ぜひ、それを実現させていただきたいと思っております。いかがですか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしますが、与謝野町の公共交通体制の提供という観点から申し上げますと、基幹路線については鉄道、バスが担うと、そして、現時点におきましては、加悦地域、野田川地域の公共交通の空白地帯において、コミュニティバスひまわりを走らせ、住民の皆様方の輸送というものを担っていると、今そういう状況にございます。 そのような中で議員からは各庁舎を結ぶ新設バス路線の提案ということだろうなとお伺いをいたしました。私といたしましては、岩滝から野田川、加悦。加悦地域から野田川、岩滝という各庁舎を訪れるという機会につきましては、現行のコミュニティバスであったり、路線バスを活用していただきまして、代用をお願いをしたいなと思っております。 一方で、公共交通の体制という観点からも住民の皆様方から様々なご意見を頂いております。現在のコミュニティバスひまわりを継続をしていくよりも乗り合いタクシーを走行させたほうがいいんではないか、こういった議論も行われている最中でございますので、そうした議論も踏まえながら今後の公共交通体制の在り方について確定をさせていくことができればと思っておりますし、その中で住民の皆様方の生活の利便性も向上させていきたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) ひまわりバス、大変だとは思いますが、日に一度ぐらいは加悦庁舎から岩滝の本町、それから野田川を経由するということは、私は工夫をすれば可能ではないかと思います。言ってみれば本庁舎から加悦庁舎というのは、ある意味、バスの空白地帯になっていると、私は思っております。そら向こうから来るものもあるかもしれませんが、本庁舎から行くものというのは、まず、ないのではないか、それから、乗り継ぎが非常に少ない、不便ということで、バスを利用して行く方もあります。だから、言ってみればあるんでしょう、方法は。ですが、数時間かかる、もう半日必ず潰れてしまう。その一つの手続をするために半日、どうしても潰れるんだと。それから、足が悪いのに無理して、我慢して行っているんだという話が、私のもとには聞こえてまいりました。 ひまわりバス、本庁舎まで来るのは路線を、丹海のバスの路線が通っていれば、そこには来ないというようなことを、私は聞いた覚えがあるんですが、それは一つの方法としてひまわりバスを利用するということはできると思います、ちょっとした工夫によって。それは絶対に無理なことでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問、ご提案でございますけれども、先ほど答弁をさせていただきました内容と重複をいたしますが、ご容赦を頂きたいと思っております。 現在、与謝野町の公共交通会議につきましても町内の公共交通提供体制をどう整えていくのかという議論を行っております。その中では基幹路線については公共交通事業者がしっかりと担っていただく。その上で細部、フィーダー系統については公的な役割を私どもが担い、住民の皆様方の輸送を支えていくということできております。そうしたことから、コミュニティバスひまわりにつきましても、加悦地域、野田川地域の公共交通の空白地帯を主に走行しているということであり、岩滝地域においては幹線の公共交通路線が敷設をされているということでもございますので、なかなか延伸はできかねると認識をしております。 先ほど来、申し上げてございますように、本町におきましても、高齢化などが進行していく中、住民の皆様方の公共交通の体制をどう、より改善できるのかという議論を行っております。そうした中で、乗り合い型のバスの検討を行う必要もあるのかなと思います。そして、一方で公共施設の在り方、公共サービスの在り方ということを考えましたときに、より住民の皆様方の身近な拠点で各種手続ができる。こういったことも考え得るのではないかと思っておりますので、公共交通体制、また、公共サービスの提供体制、両面から最適かを議論していきたいなと考えております。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 町民の方からは、タクシーは高くて乗れないというふうに聞いております。まあ乗れる方もあるんでしょうが、大概の方は高いということでございました。ひまわりバス、工夫をして日に一度でもいいから、ぜひ、そういうことを実行していただきたいと思います。 それから、一つの方法としてオンデマンドというのがあると聞いておりますが、私はどういうふうに利用すると、それがうまくいのか、現時点であまり一つのですね、分かりませんので、詳しくは言いませんが、そういう方法もあると聞いております。 ぜひ、何とかしていただきたい。それよりも一番早いのは庁舎が、総合庁舎一つになるといいのでしょうが、それは、この先まだまだ難しいということなので、ぜひ、各庁舎に少しでもいいから手続ができるような体制をつくっていただきたいと思っております。それですね、いろんな町民の方からの声があります。町民の皆様の具体的に困っておられる、それに応えていくのが行政の役割ではないかと、私は思っております。 一度に全てのことを解決するのは難しいと思っておりますが、一つでも改善していただければ町民の皆さんが喜んでもらえるように思います。そのように対処をしていただくことを強く要望して、一般質問を終わりたいと思います。以上です。 ○議長(宮崎有平) これで、高岡伸明議員の一般質問を終わります。 ここで1時45分まで休憩といたします。     (休憩 午後0時15分)     (再開 午後1時45分) ○議長(宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を続行します。 次に、6番、渡邉貫治議員の一般質問を許可します。 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) それでは、第109回令和4年6月定例会における一般質問をさせていただきます。 件名、見えるまちづくりを問うでございます。答弁者は町長及び教育長にお願いしたいと思っております。 それでは、質問させていただきます。広報よさの4月号においてお尋ねいたします。4月号でございます。よさの地域デザイン会議では、持続可能なまちづくりにおける公共サービスの在り方について、住民の方との対話により多くのアイデアや提案があったと聞いています。ある委員からは、のだがわこども園を野田川庁舎跡か山田小学校跡に設置との意見を頂いているが、その意見については、どのように考えておられるのか。また町長は、そのよさのの中において、次のステップとして重要なことは「決める」ことですと言われていますが、どのように子供たちに学びの場を早急にと考えておられるのか、お伺いいたします。 また、委員からは、学校教育の再編(小中学校)なども意見が出ていますが、教育委員会としても学校の再編については多様な意見も検討しておられると思います。考え方、方針などもお尋ねしたいと思います。 第1回の質問とさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、渡邉議員から頂きましたご質問、みえるまちづくりを問うにお答えをいたします。 まず、1点目のご質問では、よさの地域デザイン会議では、持続可能なまちづくりにおける公共サービスの在り方について、住民の方との対話により多くのアイデアや提案があったと聞いています。ある委員からは、のだがわこども園を野田川庁舎跡か山田小学校跡に設置との意見を頂いているが、その意見についてはどのように考えておられるのかに、お答えをいたします。 先ほど、山崎議員にもお答えをさせていただきましたが、野田川地域の認定こども園をどこに建設するのかについては、子供たちの教育・保育環境の均衡を図るために、早急に解決をするべきであると判断しておりますので、私の選挙公約での提案も踏まえ、総合的に議論を深めていき、比較検討しながら、より実効性のある計画を構築してまいりたいと考えております。 次に、2点目のご質問、町長は、次のステップとして重要なことは「決める」ことですと言われているが、どのように子供たちに学びの場を早急にと考えておられるのかに、お答えいたします。 就学前の保育・教育環境における学びの場は、すなわち遊びの場であると考えております。就学前の子供たちは、遊びの場における「遊び」から、経験や体験をすることにより、様々なことを学び取りながら成長していきます。そのような子供たちの教育・保育環境の場の公平性を保たせるためにも、早急に解決をするべきであると判断しております。 以上で、渡邉議員への私からの答弁とさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 渡邉議員、3点目の学校再編についての教育委員会の考え方、方針については、私からお答えをいたします。 議員からもありましたように、よさの地域デザイン会議の中で、小中学校については旧町ごとに1校、さらには少子化の進行によっては将来的に町に1校に再編するというご意見も頂いていることは承知しております。 教育委員会では、平成23年に「学校等の適正規模適正配置に関する基本方針」を策定しており、この方針では、町内の小学校を平成34年度を目途として一斉に、岩滝地域は岩滝小学校、加悦地域は加悦小学校、野田川地域は市場小学校に再編することとしておりました。 しかし、この方針については「与謝野町子ども・子育て会議」から、再編時期に関して、平成34年度を目途とする一斉再編ではなく、再編可能な地域から速やかに再編を進めてほしいという答申を受け、さらに平成26年には岩屋区から町長に対して、岩屋小学校児童の市場小学校への編入要望が出され、平成28年度から市場小学校へ編入することとなりました。 これらの経過を踏まえ、基本方針を平成28年に見直し、再編時期を可能な地域から進めることとし、加悦地域については令和2年度から加悦小学校に再編したところでございます。よって、残るは野田川地域となるわけですが、これまでの基本方針では市場小学校の既存校舎を活用することを前提としており、収容可能になるのが平成40年度、すなわち令和10年度以降であることから、今後の児童数の状況変化等を踏まえ統合時期を検討することとされています。 この児童数の状況でございますが、令和4年4月現在の状況から推測いたしますと、既存市場小学校で収容可能になるのは、令和12年度以降になる見込みでございます。加えて、既存市場小学校を野田川地域の統合校とした理由について申し上げますと、学校教育法施行規則に、小学校の学級数は12学級以上18学級以下を標準とするとされており、1学年2クラスが6学年で12学級となる規模が市場小学校だったということでございます。 しかしながら、既存市場小学校は令和4年度時点で築49年を迎えることになり、これをそのまま活用することは現実的には難しいところもあると感じています。 今後は、改築、新築、さらには小中学校全体の在り方も視野に入れながら、中長期的に見据えて、どの選択肢が子供たちにとって、また、町にとって一番適切なのかを少子化の進行と併せて見極めなければならないと考えております。 以上で、渡邉議員への私からの答弁とさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) 改めてお聞きいたします。のだがわこども園を野田川庁舎跡か山田小学校跡に設置というようなご意見を頂いておるわけでございますが、野田川庁舎とは、今現在、使われております。当初あたりは野田川庁舎も早く解体して、いっときは給食センターに転用とかいうようなお話があったように覚えております。それがどういうわけか給食センターも岩屋の小学校のほうに行くとか、行かないとか、そのようなお話も耳に入ってきております。こののだがわ認定こども園におけるのは、町長、何年前から始まったとお考えでございますか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。平成26年の頃に太田町政に対し、各地域に一つの認定こども園を設置するという答申が出され、それを町政の方向性に位置づけたと認識をしております。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) その平成26年、太田町政から始まりまして、そして、今あります野田川体育館を壊して、もう古くなったから壊して、あるいは、そこにおける給食センターも解体し、そして、そこに保育所をやっていこうかなというのは、いつ頃、話が出来上がったんですか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思いますが、先ほど議員がご紹介をされました、野田川地域の認定こども園の設置場所として、商工会の本所、野田川体育館、給食センターなどの公共施設の場所に位置づける、そういった議論というのは、平成30年頃から活発になったというふうに振り返っております。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) 平成30年頃からぼちぼちと、そのように上がってきて、今26年から30年、そうしますと町長の決断力であります、「決める」ということですというのは、いつ頃、決めていただける予定になるんですか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問でございますが、この私の発言というのは、よさの地域デザイン会議の取りまとめを行った際に、委員の皆様方から、様々なご意見を頂いた。その意見を、これから集約し、公共施設全体の在り方を決めていくという中で発言をさせていただいたというものでございますので、野田川地域の認定こども園に特化した話じゃないというふうにご理解賜りたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) 決めるという言葉は、よく使われている言葉だと思って聞いております。委員さんが言われました、のだがわこども園、野田川庁舎跡かというものについて考えてみました。当初は、危ないから潰するのである。そして、跡は給食センターにする。その後は野田川庁舎の一部として使うというような形で今、来ております。 そして、なおかつ、その危険であると言われた庁舎を使っているわけでございますが、そうしますと野田川庁舎というものも、行く行くは早急に転居して潰さなければ危険性が及ぶという考え方が起きてきます。そうしますと、今、野田川庁舎にお世話になっている住民環境課とか上下水道課、2課ですか、あると思いますが、移転先も考えなければなりません。加悦庁舎に言いましても、また、いろんな問題、そんな2課も入れないんじゃないかという声も上がってきております。その点を考えるにおきまして、私は岩滝の保健センターを使っていただきたいと思っております。昔は保健センターで料理教室とかいうような形で、いろんな年寄りや、いろんな形でのセンター活用がございました。今は会議と、それから、がん検診といいますか、そのような健康診断というような、二つぐらいしか使われていない。大体、空いているような状態になってきておると思っております。 会議であるならば、知遊館がありますので、知遊館に集約していただきまして、そして、野田川庁舎の業務を岩滝の保健センターに持ってきていただきまして、早急にのだがわこども園の開園をお願いしておきたいと思っておりますが、それについては、どのようにお考えになるか、ちょっとお聞きしておきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思いますが、野田川地域の認定こども園の設置場所につきましては、私どものほうでも、様々な比較検討してきた経過がございました。その流れの中で、旧野田川町役場の本庁舎、並びに駐車場を活用し、認定こども園の開設ができるものなのかといった検討を行ったということがございました。その中では敷地面積に限界があるということから、他地域と比較をしたときの保育、教育環境に差も出てくるという観点から、その場所における建設計画というのは適地ではないんではないかという判断をいたしております。 したがいまして、議員ご提案の流れの中で現在、住民環境課、そして、上下水道課が入っている建物を壊し、それを分散させるという議論まで及んだ経過はないということでご理解を賜りたいと思います。 いずれにいたしましても、野田川地域における認定こども園の早期開園というのは住民の皆様方も求めておられることでありましょうし、私といたしましても、均衡ある保育、教育環境の整備に尽力をしていきたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) 認定こども園、のだがわこども園の件なんですが、平成26年、太田町政から始まり、そして平成30年、また、一つの問題点が持ち上がり、そして、ずっと今までいい案がないというべきか、結論が出ていないということであります。 よさの地域デザイン会議とか、いろんな方々にもお世話になって、そして、いい知恵を頂いておるわけでございますが、このような会議においての意見は、既にもう職員の中から出ているものだと、私は思っております。そのような思いがあるものですから、より一層、職員の一層の考え方をくみ上げていただきまして、のだがわこども園の早期解決をお願いしたいと思っております。決断には、また、いろいろな意見が出て、いろんな形が、すればするほど、いろんな多様な意見が出てきて、いろいろと意見を聞いて決断していただくのは町長でございますが、私たち、子供たちが待っているのに、どういうふうに説明したらいいですか、子供たちの親に。それだけお聞きして終わりたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。野田川地域における認定こども園の設置計画について、第三者委員会の議論を踏まえ、一旦、白紙とするという判断をいたしました。その中で保護者の皆様方に対し、私のほうから経過説明と今回の判断に対するご理解、そして、皆様方に対する謝罪ということを申し述べたというところであります。 したがいまして、本件に係る一連の保護者の皆様方に対する説明につきましては、尽くさせていただいたものと認識をしております。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) 職員の一層のよいお知恵を頂きまして、一日でも早く保育園を開設していただきますよう切にお願いして終わります。 ○議長(宮崎有平) これで、渡邉貫治議員の一般質問を終わります。 次に、2番、藤田史郎議員の一般質問を許可します。 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 議長のお許しを頂きましたので、第109回令和4年6月定例会での一般質問を通告書に従い、町長と教育長に対し、質問を行います。 4月の町議会選挙で多くの指示を賜り今、この議場に再登壇しております。毎回、定例会質問前に述べています。住民に見える、聞こえる、感じる行政、そして、提案型の質問を私の議員心情としておりますので、その意を基に町民の皆様に分かりやすく前向きのご答弁をお願いするところであります。 初めに町長に三つの質問をさせていただきます。一つ、町長選挙結果について、投票率63.34%の中で、約8割の票を獲得し当選されました。その結果、どのように考察されていますか。 二つ目、七つの基本政策と36の施策の中から、次の二つをお聞きします。一つ、毎日のようにコロナ感染者があり、今以上にコロナ対策を行う必要があります。4回目のワクチン接種はどのように実施されるか、お聞きします。また、感染者数のみの情報発信されておりますが、住民の安心・安全のためにも個人情報保護下での具体的な情報の追加をお願いしたいと思います。二つ目、公共施設の統廃合・行政運営の見直しが述べられている中で、役場庁舎問題、現在の3庁舎分離方式を含めて検討される考えがあるかどうかをお聞きしたいと思います。 三つ目、広報よさの「わたしはココにいます」の職員関連について、次の二つをお聞きいたします。一つ、毎年、人口減少が続き2万人を切る可能性があります。現在の行政組織は課と、その他入れまして18組織、職員数は再任用職員を含めて260名ぐらいで推移しております。今後、組織内での改革の必要性はないのか。また、臨時職員、会計年度任用職員は実際何名採用されているのか、お聞きします。二つ目、行政の公共サービス向上は、個人の職員の業務への責任感・意欲が第一ですが、組織として職場環境・連携体制・人事評価も大きな要因であると思います。そこで専門職を除く一般行政の役職は、どのように決定されるのか、お聞きします。 新規職員、最初に入られますと、主事補という肩書がつきます。それから主事、主査、主任、係長、課長補佐、主幹、課長へとの昇級の道は、どのようになっているのか、差し支えない範囲でお聞きしたいと思います。 次に、教育長に学童保育について、次の三つをお聞きします。一つ、放課後児童健全育成事業(学童クラブ)とは、適切な遊びや生活の場を与えることにより、児童の健全な育成を図るとなっている。そこで、現場での具体的な内容をお聞きしたいと思います。 二つ目、6か所の地域で実施されている中で、加悦学童クラブについては、加悦地域公民館内のホールで使用されておりますが、通るときに窓部等、外部から見えないように、カーテンとか段ボールで仕切って見えないように目隠しされているのはなぜなのか、ちょっと気になりましたので、お聞きしたいと思います。 三つ目、与謝野町社会福祉協議会が委託を受け運営をされている。教育委員会として、どこまでの運営を委託されているのか、お聞きしたいと思います。 以上で、1回目の質問といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮崎有平) 答弁を求めます。 山添町長。 ◎町長(山添藤真) それでは、藤田議員から頂きました1番目のご質問、町長選挙結果についてに、お答えをいたしたいと思います。ご質問では、投票率の約8割の票を獲得し当選したことについての考察ということでございます。 私の選挙対策本部におきましても、投票結果の分析を済ませてございますが、その分析の内容、考察の在り方につきましてのご披露ということは差し控えさせていただきたいと思います。いずれにいたしましても、住民の皆様方、お年寄りから子供に至るまで、全ての住民の皆様方の付託に応えることができるよう、この任期につきましても全身全霊で職責に当たっていく覚悟でございます。 次に、2番目のご質問で頂きました、七つの基本政策と36の施策の中からにお答えをいたします。 まず、1点目のご質問、新型コロナウイルス感染症の対策に関連するご質問にお答えをいたしたいと思います。本年1月から2月にかけ、大きく感染者が拡大をいたしましたオミクロン株を主流とする「第6波」につきましては、全国的には本年2月にピークを迎え、以降は緩やかに減少傾向にて推移し、ここ最近では新規の感染者は前の週の同じ曜日を下回る状況にて推移をしているというところであります。本町におきましては、5月に入って以降は一日10人を超える新規の感染者が発生する状況にございましたが、ここ最近は継続的に感染者が発生をしており一日5名を超えることもございますが、現時点では感染が急拡大するといった状況にはございません。今後におきましても私たち一人一人が感染しない、させないための基本的な感染予防対策を続けることが重要であると考えております。 まずは、4回目のワクチン接種はどのように実施をされるのかに、お答えをいたします。新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、新型コロナウイルス感染症の発症を予防し、死亡者や重症者の発生をできる限り減らし、結果として新型コロナウイルス感染症のまん延防止を図ることを目的に実施をしてきたところであります。4回目の接種に関しましては、新型コロナウイルス感染症に罹患をした場合、重症化リスクの高い方への接種、いわゆる「重症化予防」を目的に実施することが国の方針として示されました。具体的には3回目のワクチン接種から5か月が経過をした60歳以上の方、18歳から59歳までの方で基礎疾患を有する方、その他重症化リスクが高いと医師が認める方が、4回目接種の対象となります。しかし、4回目接種の対象者については、今後、様々な情報を収集しながら検討するとされており、対象者の拡大も示唆されております。 接種の実施方法については、これまでの接種体制と同様に与謝医師会並びに京都府立医科大学附属北部医療センターのご協力をいただき「集団接種」と、医療機関での「個別接種」の方法で実施することといたしております。4回目接種の実施時期については、医療機関にお勤めの方や特別養護老人ホームに入所されている方など、3回目の接種を早い時期に接種された方については、6月下旬頃から順次、実施をしていくこととしておりますが、医療機関での個別接種は7月1日から、集団接種は7月16日から開始することといたしております。なお、4回目接種に使用するワクチンは、3回目接種と同様にファイザー社製とモデルナ社製が使用されることとなり、3回目までに接種したワクチンの種類にかかわらず、どちらのワクチンでも接種することができます。本町に供給されるワクチンは、これまでと同様にファイザー社製のみが供給されることとなっています。 また、4回目の接種については18歳から59歳の方については、基礎疾患を有する方、その他重症化リスクが高いと医師が認める方が接種対象となりますが、接種対象となる方に速やかに接種機会を提供する必要があることから、接種券は3回目接種から5か月が経過する18歳以上の方全員に順次発送することといたしております。 基礎疾患を有しないなど、接種対象者ではない方に誤って4回目接種を受けていただくことがないよう、丁寧な説明と予約時・接種時には接種の対象に該当するか、しっかり確認するなど、医療機関との十分な連携の上、誤解やトラブルが生じないよう取り組んでまいりたいと考えております。 次に、感染者数のみ情報発信されるが、住民の安心・安全のためにも個人情報保護下での具体的な情報の追加をお願いするに、お答えいたします。 本町内での新型コロナウイルス感染者数については、京都府の感染情報を基に把握をしており、京都府から発表される情報を本町のホームページやKYTデータ放送に掲載し公表しているところであります。 令和4年2月3日までの京都府の発表情報では、年代、性別、現在の症状程度、感染経路などが発表されておりましたが、オミクロン株による感染急拡大への対応として令和4年2月4日からは感染者数のみの発表に変更されたところであります。 したがいまして、京都府からは以前のような年代や性別などの情報は公表されていないということから、議員ご質問の具体的な情報の追加はできない状況にあるということであります。 次に、2点目のご質問、公共施設の統廃合・行財政運営の見直しが述べられている中で、役場庁舎問題を検討する考えはに、お答えをいたします。 御存じのとおり、合併以降、3庁舎によります分庁舎方式を採用し現在に至っているわけでございますが、先ほどの山崎議員にもお答えをいたしましたように、人口減少・少子高齢化が今後も進むことが予測をされ、町財政が厳しい中においては、効率的・効果的・計画的に資源を投入することが求められています。加えてデジタル化がますます加速することが間違いないことから、住民の皆様方へ行政サービスを提供する役場庁舎についても、時代に応じ変化が求められるものと認識をしております。役場機構、役場庁舎の在り方につきまして検討していきたいと考えているというところであります。 本定例会で条例設置を提案させていただいています、附属機関において、公共サービスの在り方、それに必要な公共施設の在り方について議論いただくこととしておりますので、そこでの議論の結果も参考にさせていただきたいと思います。 次に、3番目のご質問で頂きました、広報よさの「わたしはココにいます」の職員関連についてに、お答えをいたします。 まず、1点目のご質問、今後、組織内での改革の必要性について、臨時職員、会計年度任用職員は何名採用されているのかに、お答えいたします。 まず、臨時職員についてでありますが、こちらは令和2年度に地方公務員法、地方自治法の改正により、令和2年4月1日以降に採用しております全ての非常勤職員は、会計年度任用職員として任用をしてございます。人数につきましては、令和4年5月支払実績から、316人となっております。 次に、組織内での改革の必要性につきましては、ここ近年、新型コロナウイルス感染症が広がる中、新型コロナウイルスワクチン接種の集団接種などは、1担当課では対応できないため、役場組織の横断的な連携体制を構築し、対応を進めてきたところであります。 また、今後につきましては、ますます増えていく老朽化する公共施設の管理・利活用を推進していく体制などが必要ではないかと考えているところであり、今後、議論を進めていきたいと考えています。 次に、2点目のご質問では、一般行政職員の役職はどのように決定をされるのかに、お答えいたします。皆様ご承知のとおり、本町役場職員は、地方公務員であり、昇格、昇給の流れにつきましては、議員からご案内のありましたとおりであります。昇給、昇格につきましては、職員の初任給、昇格、昇給等の基準に関する規則を定めており、その基準に基づき行っております。 昇格の基準といたしましては、その級、職務に必要な在級年数と必要経験年数によりまして、昇格を決定しておりますが、主幹並びに課長の管理職については、その所属・職場の状況などにもよりますので、その年数経験がありましても、必ず昇格するというものではございませんし、その任用については理事者が決定をしているところであります。 以上で、藤田議員への私からの答弁とさせていただきます。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 藤田議員、4番目のご質問、学童保育につきましては、私からお答えをいたします。 まず、1点目の学童保育施設の現場での具体的な保育内容についてお答えをいたします。 学童保育につきましては、放課後や夏休みなどの長期休暇の際に、保育をする保護者が仕事などで家にいない児童を対象として、遊びや学習の場を提供し、指導員の見守りの下で健全な育成を図ろうとするものでございます。 現在、学童保育施設は、学校区ごとに1か所設置しておりますので、全部で6か所でございます。また、見守りをしていただく指導員につきましては、社会福祉協議会に委託しており、国の基準では児童40人までは2人の配置となっておりますが、本町におきましては、7~8人に1人を配置していただいており、人数の上では手厚いと言えます。具体的な保育内容でございますが、基本的には、安全・安心な居場所として、子供たちの思いを大切にした保育を行っておりますので、学校の授業のような統一的な過ごし方を指導員が示すということはあまりなく、子供たちが自由に学習や読書、遊びなどをして過ごし、指導員は、そうした子供たちの手助けをしながら、安全に過ごせるように見守りを行っております。 次に、2点目のご質問、加悦学童保育施設として使用している加悦地域公民館大ホールの窓部に、カーテンや段ボールで目隠しをしているのはなぜかについて、お答えをいたします。 ご質問の箇所は、いきいきふれあい広場に面している大きな開口部のことと思われます。ここは、大ホールに直接出入りできる箇所となっていますが、大ホールとして利用していた頃は、ホール玄関としてではなく、必要に応じて荷物の搬出搬入口として活用しておりました。現在は、ご質問のとおり、カーテン等で仕切り、中が見えないようになっています。その理由ですが、一つは、子供たちが、玄関と間違って飛び出したりしないようにするための目隠しとなっています。当然、施錠は行っていますが、誤って開錠しないように、目隠しをしているものです。 また、一時的なクールダウンのスペースとして活用する場合があり、部屋の内外から見えない場所を確保する意味もあります。 なお、京都北都信用金庫加悦支店側にも窓がありますが、そちらにつきましては、学童保育実施時にはブラインドを開けております。 最後に、3点目のご質問、社会福祉協議会に委託している範囲について、お答えをいたします。 社会福祉協議会とは、学童保育の運営委託を行う際に、業務委託仕様書を取り交わしており、その中に記載してある業務負担区分により、町が行う事業、社会福祉協議会に委託する事業を定めています。全部で50項目ほどになりますので、主だったところを抜き出しますと、学童保育の事業運営、出席児童の確認、指導員の確保や管理、必要な物品の確保などは、社会福祉協議会にお世話になっており、学童保育利用希望者の募集や審査・利用者決定、保育料の請求・収納管理などは町が行っています。 なお、与謝野町社会福祉協議会様には、常日頃より、学童保育の運営に多大なご協力をいただいておりますこと、この場をお借りして感謝を申し上げます。 以上で、藤田議員への私からの答弁といたします。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) じゃあ時間、たくさんの質問事項がありますので、主なとこだけ簡単に説明しながら進めたいと思います。 まず、最初の町長選挙結果なんですけども、逆の見方は、私ちょっとしてみました。有権者数の総数が1万7,550人、ここから町長の投票率の票数が8,818票引きますと8,732人の方が投票に行けなかった、行かなかった。あるいは別の方に投票した。あるいは白票投で反対票となった票になります。それを計算しますと50%となります。だから、与謝野町の全体の町長比率は約半分の計算と言えると、私、勝手に解釈しています。 したがいまして、今後4年間の行政のトップとしてのあれは、多くの町民の方の意見、要望を施策に取り入れ、魅力あるまちづくりをしていただきたいということで、この件は終わりたいと思います。 次に、二つ目のコロナ対策についてですけれども、まず、一番目、KYTの文字放送での内容をちょっと言います。防災安全課より新型コロナ感染状況が毎回、文字放送で発表されています。中身をちょっと言います。昨日6月14日は2名でした。与謝野町在住の方、◯◯名、昨日は2名ですね。2名が確認されました。そして、その後に感染防止のご理解とご協力をお願いいたしますという文面になっております。 これを読んで、住民は何をすべきと思われますか、まず、町長にお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしますが、政府、京都府、そして、私どもが申し上げてまいりましたのは、基本的な感染症対策を引き続き行っていただきたいということでございますので、そのようにご理解をいただきたいと思っております。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 京都府のほうからの表示の方法が、情報の発信が変わってきたということはありますけども、私が提案ちょっとしたいと思いますのは、具体的な個人情報を保護してでの上の表示なんですけども、地区名ぐらい、あるいは行政内で感染が出た、学校内で出た、福祉施設内で感染者が出たぐらいのことは別に情報発信していただいても、何も問題はないんじゃないか。例えば、岩滝の地区で、例えば、今回、感染者が発表されましたと、仮に、ここに文字放送が出たとします。そしたら、それを見た人は、岩滝ではちょっと気つけていかんなんなとか、マスクしたり、ちょっと行くのを差し控えようかという自己判断ができるわけですね。ただ、人数だけでしたら、これは京都府のNHKの京都のとこで出ますし、新聞でも人数だけは出ますので、あえてじゃあKYTで、今日、何名出ましたという必要性も要らないんじゃないかと、私個人は思ってますので、そこのあたりがちょっと気になりましたので、ここに提案させていただきたいんですけど、このあたりの情報の追加というのは、いかがお考えでしょうか、お聞きします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思いますが、感染者の情報発信につきましては、京都府の方針、並びに、それに基づく形が変わってきているということがございまして、私たちのほうでも、これ以上の詳細の説明を行っていくということは非常に難しい状況にあるというようにご理解いただきたいと思います。その上で、例えば町内の教育施設において感染が拡大をしている状況にあるということ、そういった情報につきましては、私どものほうでもホームページなどを通じ、情報発信をさせていただいてございますので、我々といたしましては、京都府の基準というものに照らし合わせながら地域の感染状況において、非常に深刻な状況にあり得る場合については、住民の皆様方においても情報を提供させていただく必要があるのではないかと考えております。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 今、なかなか情報発信がしにくいということでありましたけれども、先ほど言ったような、どこどこ地区で感染者が出ましたとか、ある程度のことは差し支えないと、私は思いますので、再度、ご検討を行政内でしていただければと思います。できなければできないで結構ですけども、お願いしたいと思います。 それから、4回目のワクチン接種は、広報よさのとかKYTで、もういろいろと発表されておりますので、この件については、もう住民もよくご承知と思いますし、分かりますし、また、郵送で個々の該当する方には案内が行くと思いますので、これで別に質問はいたしませんので、よろしくお願いしたいと思います。 二つ目ですけども、庁舎の検討をしていただけないかというような話で、ちらっとしたんですけど、これ今日、午前中等で山崎議員が庁舎の一本化についてちょっとありました。町長の回答としては、公共施設マネジメント等の会議の答申等を出して、それから検討したらというような、るるお話がありました。それから、高岡議員は3庁舎による住民サービスの不便さ、何とか中身を変えて、こうしてほしい、ああしてほしいというような内容で、これも極端に言うたら庁舎問題となっております。 庁舎問題なんですけども、私の議員のときからもそうですけど、いろいろといろんな討論の中で、ここずっと庁舎問題は、あまり棚上げといいますか、あまり語られることはなかったと思っております。一時、加悦庁舎はどうなんだ、増設したらというような話もあったんですけど、やっぱりお金がかかる、場所がかかる、期間がかかる等で、それも、もう消滅したといいますか、なくなりました。といってじゃあ野田川の中心に、どこか新しい庁舎を建てようかなという話になって、今、基金も積み立てておりますけども、これも形2,900万円ですか、たまっているといいますけど、これも到底できませんし、それも今後の人口、その他、いろんなことを考えると、新しく庁舎を建てるのは、私個人的には不可能というふうに思っております。じゃあ今までどおり3庁方式で今後やっていけばいいんだろうかと思いますけど、私はそうじゃなしに、もう少し工夫をしてできないだろうかと、いろいろと考えます。 一つの理由は行政組織内の連携と一体化、あるいは職員のコミュニティと行政情報の共有化、これ何言いますかというと、ある職員に同じ与謝野町の職員ですけど、岩滝の職員の方、全然知らない人、多い。私も知りません。向こうも私を知ってないと思います。結局、職員同士の共有化は、コミュニティはできてないんですね、この3庁方式でやりますと。だから、そこら辺は、もう少し共用化、連携をするとなるなら、やはり一つにできるだけまとめたところに集合したほうがいいと思います。 後でまた、人事の件も言いますけども、人事評価で個人で自己評価して、一次評価、これは課長あたりが自分の課の部下を査定といいますか、評価します。二次評価は副町長がされることなる、教育長と両方があるんですけども、一般行政では副町長が二次評価をされます。そして、最終的には任命権者の町長が判断されるということになります。じゃあ町長、副町長ですけど、岩滝庁舎にずっとおられまして、野田川、加悦の庁舎に副町長が何日か行かれるとか、1週間とか、1か月に1回行かれるとかいうこともない中で、各課、要は岩滝庁舎以外の2庁舎の課の査定といいますか、人事評価がどうやってされるのかなと、私、不思議で思っておるんです。だから、そこら辺のこともあります。 それから、さらに言いますと、今、ウクライナ情勢、円安などで物価高になって、町民も大変これから苦労していきます。じゃあ3庁舎の維持費も大変これから、さらに経費が、維持経費がかかってきます。公用車も、その行くために何台か必要になります。これが一つだったら、車も最小限減らすこともできる。光熱費もそうですね。電気代も大分上がってきます。いろんなことを考えた中で、私、勝手な解釈で懸案いたします。 これは叱られるかしれませんけど、加悦地域公民館の大ホールが今、学童保育になってますけど、加悦保育所に今、工事で行かれることになって、あそこ空きます。あそこは文化施設といいましても音響、照明等が全くありませんので、基本的には文化施設としては使えません。だから、活用はブラスバンドの練習場ぐらい、極端な言い方をすればですよ。ということで、あの大ホールがもったいなく空きます。有効な活用があればいいんですけども、あそこを何とか有効活用ができるんじゃないかと。図書室は、そのまま置いていてもできます。それから、他人の持ち物で、こんなこと言うたら失礼ですけども、9月末で横の施設が閉鎖されます。駐車場もあり、大変立派な、ワンフロアのところで、2階はどうなっているか分かりませんけども、そういうふうなことがあります。となるとチャンスとして、できるできないは別にして検討する余地は、その岩滝と野田川の、あれをここに持ってきて、課は、どういう課にするかは別にして、地域公民館の大ホールとお隣の建物を借用、頂けるかどうか分かりませんよ。だから、そこがもし使われるんでしたら、駐車場も、両方にありますし、場所もワンフロアで、仕切っている部屋じゃありませんから、ぼんとした大きなフロアですから、例えば、改装をしても、そこに持ってきても、そんなに大きな経費はかからないで済むんじゃないかと、私、勝手に思っております。 だから、これ以上は言いませんけども、何とか、そこを活用して、一つの加悦庁舎に、皆が集まっていただけば、先ほど言ったいろんな件も解決、高岡議員の言われたこともそうですし、いろんな件が、皆ある程度、解決できるんじゃないかと、私、勝手に思ってますので、ご検討をしていただきたいなと思います。もちろん公共施設マネジメントの会議でも、いろんな話が出ると思いますけども、これは町長の決断で、ある程度できると思いますよ。極端な言い方をすると、町民にアンケートをとるとしても、僕は三つしかないと、その他も入れて三つしかないと思います。現状の3庁舎方式でしますか、新しい新庁舎を建てますか、あるいは今、言った、こうこうこうで、加悦庁舎に、1庁舎にしませんかと、その他と入れても、四つの具体的なあれで、住民アンケートをとっても、有権者の方々のアンケートをとっても、別に町長さえ、その意欲があれば、できると思いますし、果たして4年間、今後の、さらにされるのか、全く、いやもう4年間は、このことは全く私の頭にはありませんとかなるのか、そこら辺の、今時点のお考えをちょっと聞いておきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。
    ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思いますが、今朝の答弁とほぼ同じでございますので、ご了解をいただきたいと思っております。本町合併の最重要項目の一つが庁舎の位置ということであります。この庁舎の位置を変更していく場合、住民の皆様方の広い理解を得る必要があると認識をしております。 そうしたことから、10年前に庁舎のあり方検討委員会において幅広く意見を聞かれ、出された方向性が将来、中心地に新庁舎を建てるということであります。この方針というものを町民のある程度の総意とさせていただきながら、その実現に向けて基金の造成を図っているというところでございます。 したがいまして、庁舎の在り方については、住民の皆様方の広い議論、理解というものを前提に置く必要があるというように考えてございますので、私としても庁舎問題につきましては慎重に取り組んでいきたいと思っております。 なお、本日の一般質問におきましては、現在の分庁舎方式における利便性の向上という観点からも、様々なアイデアも頂きました。そうした中で、日々改善できることも見いだしていくことができるんではなかろうかと思っておりますので、その一つ一つのアイデアにつきましても精査させていただき、実行できるものにつきましては、実行していきたいと思っているところでございます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 地域公民館の大ホールが有効活用にされるような計画があるんでしたら、また、それはそれで結構ですけど、今のところ、多分有効な活用の計画はないかなと私は思っておりますし、今日、提案しましたので、頭の片隅にも置いていただいて、いろんな会議のときにちょっと検討していただいて、前向きなことができれば大変ありがたいなと思って、これで、この件は終わりたいと思います。 それから、広報よさので「わたしはココにいます」でなっておりますけど、10年ぐらい前から、私、一覧表をずっと綴じて持っております。懐かしい人とか、辞められた方、一緒にお世話になった人が辞められたとか、ある面では、あれっもう知らん間に、この人、昇級しとる、個人的なことは言いませんけど、昇級してる。これどうやって決めとんなるかというようなことで、いろんなあれを聞きましたけども、できるだけ中の管理ですので、あまりとやかくは言いませんけど、先ほどちらっと言いました、評価ですね、人事評価は本人での自己評価、上司による一次評価、課長となります。二次評価は副町長と教育長、それを踏まえて任命権者、町長が確認し定めると、こういうように条例というか、ネットで調べると、こういうようになっておりました。 先ほど言いました、二次評価される副町長は、岩滝にずっと在駐されていて、野田川、加悦の職員の評価を、どうされるんかいな、僕、疑問で、気になっておったんです。 同じ、懐かしい人が、同じようなところで何かして、知らない間にぴゅっと上に上がっている人もおんなるんで、それは、その人の実力があって、上げてあったんかなと思いますけど、その中身は別にどうしても、一々言いませんけども、ある程度、そこら辺のあれが分かるように、とすると職員も自分が、口には出して言いませんけども、自分が昇級したら、きっと喜んで頑張って、よしもうちょっと頑張らなあかんなという意識も成り立ちます。それから、先ほど言ったように、同じ職員で全然知りません。職員がどこかでぴゅっと出会ったって、全然お互いに知らない。でも同じ与謝野町職員、こんなおかしなことがあっていいのか、それで連携が共有だなんて、僕は難しいんじゃないかというような気がしますので、そこら辺もご検討していただければと思います。 現在、本庁舎が6課1会計室で67名がお勤めになってます。野田川庁舎は2課24名、加悦庁舎は7課、CATVセンターと議会事務局とを入れて97名、施設などが11名、こども園で36名、保育所では2か所の保育所で15名、小学校・中学校で小学校2、中学校1で6名ということで、先ほど言いましたように260名ほどいきます。 今、聞いてびっくりしたんですけども、会計年度任用職員の人数が316人と聞きました。そしたら260人プラス316名ですか、260名に316名を足しますと、どんだけになるかというと580名ぐらいの職員数があります。人口が令和4年の1万5,000人ぐらいのところに相当数の職員数がおられる。その職員の、任用職員の中身が何か同じ、職員と同じような仕事をされるか、大体具体的に、どんなふうな仕事をされるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをさせていただく前に、先ほど加悦地域公民館の利活用の件に言及をされました。ご案内のとおり、この加悦地域公民館の利活用については、住民の皆様方との約束を経て、一定の環境が整った際に住民の皆様方が文化的な活用ができるように地域に、しっかりとお返しをするというお約束をしてございますので、我々といたしましては、その皆様方との約束をしっかりと前提に置いた取組を、この間、行ってきたというところでございますので、まず、そのようにご理解を賜りたいと思っております。 また、先ほど来、役場機構のお話をされてございます。その中で、副町長に対してのご質問もあったかと思いますので、関連のご質問につきましては、和田副町長から答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 和田副町長。 ◎副町長(和田茂) 議員ご質問にお答えをいたします。何点かございましたので、ちょっと漏れがありましたら、また、ご指摘を頂けたらというふうに思います。 まず、庁舎が三つに分かれておるということは、これはもう事実でございますので、それぞれの職員が配置、庁舎ごとに配置をされているということで、一つの庁舎で執務をする体制と比べましたら、やはり一堂に会して職員がいるのではありませんので、その部分はどうしても職員の間でも顔が分からないという、これは一つの庁舎であっても、人数が多くなればなるほど、これは職員であっても分からない職員がいると言うたらおかしいですけど、認識がないというふうなことは起きてくるというふうに思ってます。 私としましては、できるだけ庁舎の間を、執務中に顔出しをするということは心がけておりますけども、本町にいるのと比べますと、どうしても野田川、加悦庁舎については、いる時間が少ないですので、そういったことは現実的にあるんだろうなということは、私は思います。 それから人事評価の関係で、どのように人事評価をしているのかということなんですけども、これは人事評価の在り方というのは、それぞれ職員が経験年数等によりまして、担当する業務の内容というのは決まってますので、その1年間で、それぞれの職員が担当する業務を年間を通じて、ここまでやり遂げますという目標を、それぞれが立てます。だから、その目標に対して、結果がどうであったのかというのが職員が自己評価をして、それを我々が結果を見て、もう少し頑張ったほうがいいなという評価をしますので、絶対的な評価をしていきますので、個々人の能力云々もあるんですけども、それを重視するのではなくて、当初、職員が立てた目標に対して、結果がどうであったかということを重きに置きますので、そういった人事評価ということで我々はさせていただいてますので、そこはご理解をいただきたいというふうに思います。 それから、職員の数の関係なんですけども、説明というか、言っていただきましたように、正規の職員が約260名、会計年度任用職員さんが300数十名、お世話になっておりますけども、その内訳といいますか、会計年度任用職員さんにお世話になってます業務の内容というのは、一番多いのは、やはり保育所現場、認定こども園の現場ということです。これは時代とともに非常に要望というのか、多種多様化してきておりまして、子供さんの数に対して何人は保育士さんをつけなければならないというふうな、非常に多くの保育士さんを対応していかなければならないということで、会計年度任用職員さんには、そういったところを非常に大きな力を発揮していただいています。 それから、もう一つ多いのは、やはり介護の現場というのは、認定も含めまして、非常に最近、多くなってきておりますので、そういった介護認定とかの判断とか、ご家庭を訪問していただくような、そういった方々も非常に多くお願いをしておりますので、そういった部分で非常に会計年度任用職員さんの数を底上げしてますし、非常に重要なポジションを担っていただいているということで、非常に我々も助けていただいているというふうに判断をさせていただいております。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ありがとうございます。今のお話聞くと、会計年度任用というのは保育とか、それから認定こども園等で今、それから介護関係の方ということで相当の人数がいるということは理解をさせていただきました。 これも人件費も相当要りますので、人口が今、令和4年2月現在、与謝野町人口2万575人です。世帯数が8,978ということは、これは令和4年ですから、来年になると多分、この575人当たりが消えちゃって、もう2万人切るか、残るかのような大変厳しい数字で、いつこの2万人割れがなるのかは、もう時間といいますか、年の問題になると思います。 やはりそうなると、やっぱり行政も、もうちょっと、職員もそうですし、それから認定の職員も、会計年度の職員もそうですし、その他、もろもろ最小限必要経費を削る努力をしていただいて、経費節減というのは、いろんなところでしていく時期に来ているんじゃないかというように思いますので、そのあたりもご検討を一つよろしくお願いいたします。 あと時間がありませんので、これで終わりまして、あと教育長にちょっと2、3点お聞きします。 先ほどいろいろと聞きまして、その内容ですね、学童保育とは適切な遊びや生活の場を与えることによりということでなってまして、児童の考えを大切、個々の児童を大切にしたもので、支援員が、それを見守っておると、外に出ないように門番と言ったら失礼だけど、鍵をかけたり、飛び出さんように目を光らせてやっているというようなことでありました。それはそれで大変ありがたいことだと思います。 私ね、ちょっと気になりまして広辞苑で健全という意味を調べたんです。その頭に健全なる学童保育となってますので、その健全な学童保育は、遊びとか何とかかんとかいう文面になってますので、一体その健全という意味はどういうことかといったら、いろんな三つ、四つあるんですけども、この学童に関して、一般的に言いますと、健康であり、元気なさまというふうに回答が、広辞苑にはなっております。 それで、私は中身が宿題をやったり、ドリルの勉強をしたり、個々ですよ、個々の児童がやったり、あるいは遊びとか、ゲームとか、いろんなこと、ものづくりとか、いろんなことをやっているんだなと思うと基本的には、そうじゃなくて、子供が、悪く言えば好き勝手に遊びまわっていると、それを見守っているというような感じに聞こえたんですけども、もうちょっと中身があってもいいかなと思います。 この私も、またこれも提案なんですけども、指導員を入れてされるというのは、それはそれで常用とか、アルバイトはいいんです。そうじゃなしに、もう少し工夫していただいて、1週間に1回とか、1か月に1回とか、高齢者の経験とか、あるいはいろんな体験の話とか、技術的な指導、簡単な、遊びながらものを作るとか、道具の使い方とかいうようなことを、そして、お年寄りと児童とのコミュニティというような場が活用できないのかなと、そういうのが1週間に1回、あるいは1か月に1回入れていただいたら、大変子供たちも勉強になるんじゃないかと、遊びながら勉強できるんじゃないかと思います。 その採用はたくさん高齢者の方いますし、あるいは長寿会もあり、婦人会もあり、いろんな個々のサークルの団体もありますから、いろんなところにお声がけして、もししていただけるんなら、そういうあれを月に1回、これは低学年は無理ですので、高学年、4年生、5、6年ですかね、強いて言えば高学年の5、6年生を対象にしていただいたらどうかと思います。極端な言い方をすれば、今、子供はナイフ持ったらあかん、鉛筆削ったらあかんという指導がなされているんですけど、やっぱり子供は自分でちょっとけがをすると言ったら語弊がありますけど、そういう痛みが分からないと、相手の痛みが分かりません。自分の痛みが分かって、相手の痛みもわかるんですね。だから、そういうことがあれば、子供のいじめも少しはなくなるようなこともありますし、だから、やっぱりものづくりとか、いろんなことを体験しながら、危険はあるかも分かりませんけど、それはきちっと見張りながら、指導しながら、何とか小さい子供たちに、大人になってもある程度の知識が、最小限のことが身につくようにしていただきたいなと思います。 この前、小さい子供に、ちょっといて、ちょっとこれ切ってみいうてのこぎり使った。全くできません。のこぎりののこの使い方ひとつ分かりません。じゃあ金づちで、この釘打ってみと言ったんですけど、自分の手をたたくぐらいで、全く金づちもたたき方もできません。でも、小学校4、5年生だったら、それぐらいは最小限できてもいいんじゃないかと、ましてや中学校へ行ったら、そんな機会が余計ありません。クラブ等、専念しますからね。 となると、小学校の高学年が遊びながら、いろんな知恵を少しでも身につけるという場所が、ちょうど、この学童保育にいいんじゃないかと、私は提案をしております。教育長、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 議員のご質問にお答えをさせていただきます。学校教育と学童保育、それぞれ目的が違うかなというふうには思います。学校教育の場合は、基本的な、統一的な形で授業を指導していくというのが主眼になります。それに比べまして、学童保育、加悦地域公民館でお世話になっています、大ホールを見ていただいたら分かるんですが、あの広い大ホールが区切られております。区切られたうちの4分の1はボール投げをして、私が行ったときには遊んでおりました。残りの4分の1のところでは、ブロックを作っておりました。残りの4分の1のところでは学習をしておりました。それや、疲れたからと少し横になっているような者もいました。このように学童保育におきましては、一つの形ではなくて、それぞれ自分が今したいこと、せねばならないこと、休めたいこと、それに応じて指導員が見守るという形をとっているのが基本でございます。 ですから、議員が申されますように、何かの教室をやるとしても、それは、そういうのを開催するといたしましても、統一的ではなくて、そういうコーナーを仮に設けて、そこで教えてやっていただくというような形になるのではないかなというふうに思います。同様の事業が夏休みになりましたら、各公民館のほうでも、子供たちを対象に行われております。そちらのほうが、もしかしたらより多くのものに対して、きちんとした指導という形ができるのではないかなと、今、議員のお話を聞いて感じていたところでございます。 いずれにいたしましても、学童保育は本当に多様でございます。1年生の子から上の学年もおりますので、なかなかまとまった形ができず、指導員の方々、ご苦労されながら、それぞれの子に応じた形で場を提供されておられますので、そのあたりはご理解をお願いできたらと思います。以上です。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ありがとうございます。できるだけ、少しでもお年寄り、あるいはいろんな方が、高齢者の方が楽しみながら、また、コミュニティの場を、児童のね、いうことができるように、ひとつお願いしたいと。できることがあれば、また、お声かけして自治会にお願いして、そういうあれで人を集めるとかいうようなことができると思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 それから、昨日ですか、社協のほうから学童保育のスタッフがいないのか、少ないのか、足らないのか、ここに学童スタッフ募集という、ヨウケの非常勤職員とかアルバイト等が、こういうのが入っておりました。ちょっと私、これでいいんですけども、一つ気になるのが、その指導員というのは、そんなに極力、学力とか、いろんな知識がなくても、内容を聞いていると見回りで、じっと見ているような対面の指導員のような感じがしますので、ここに応募方法、履歴書(市販可)を上記までお持ちいただくか郵送してください。こういう書き方をされると、まず一般の人は、これを持って手を挙げて履歴書を書いて、郵送しなる人は少ないんじゃないかと私、勝手に思ってます。 だから、あまり厳しくしないで、来てください。面接してよければ採用しますというような、簡単な方法で指導員を募集されたほうがいいんじゃないかと、私個人が思っておりますけど、教育委員会としては、この辺のことは、やっぱり、こういう履歴書は必要なのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 議員のご質問にお答えをさせていただきます。本町が、これ教育委員会のほうが社会福祉協議会のほうに業務委託をいたしております仕様書でございます。ここの中に指導員の資格等という欄がございます。指導員、それや指導に当たる補助員の方につきましても、子育てに意欲があるということと、児童の保育や知識や経験を持ちということと、様々なことが定めてあります。したがいまして、社会福祉協議会のほうが採用に当たりまして、履歴書等らで、いろんな経験を確認されることについては、この趣旨に沿ったところではないかなというふうに考えております。以上です。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ありがとうございます。ただ、この履歴書になると、学歴、職歴というところ、項目が必ずありますので、果たして一般の方が募集するのに、この指導員に募集するのに、そこまで用紙を持って学歴、職歴を細かく書いて出させていくような方がいられるかも分かりませんけど、基本的には少ないんじゃないかということでありますので、また、そこら辺も配慮していただければいいと思います。 あと2分になりましたので、一つだけ最後に、ここに令和3年度学童クラブの手引というのがあります。これはどなたに渡すものなのか、保護者に行くのか、社協のほうに行くものなのか、両方に行くものか、ちょっとこの件だけお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 議員のご質問にお答えをさせていただきます。今、私の手元にも同様のものがございます。学童クラブの手引でございます。これにつきましては、学童保育のほうを希望される希望者、利用者でございますね、それと社会福祉協議会のほう、双方のほうが手引として持っております。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ありがとうございます。ただ、一つだけ、私ここに付け加えていただきたい要件といいますか、中身があって、これずっと読んでしているんですけども、子供が一体何をして、何をしているのかということが全くここに書かれません。先ほど言われました、遊びだったり勉強したりとか、いろんなことをされているというような、実際ここの児童の子供たちが、こんなことをして、時間を潰して、過ごしてますよというぐらいの、少し、そこら辺の記述が、どこかにあってもいいんじゃないかと、これ読んでますと、子供たちが一体何をしているのかが全く保護者にも読めませんので、できたら何か、今度は令和4年度で作られるなら、そこに何行か入れていただいたら大変保護者も助かるんじゃないかと思いますので、よろしくお願いします。 以上で、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) ただいま議員から頂戴しましたご指摘については、そのとおりであると思います。令和4年度の改訂のほうで入れさせていただこうと思います。 ありがとうございました。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ありがとうございます。終わります。 ○議長(宮崎有平) これで、藤田史郎議員の一般質問を終わります。 以上で、本日予定されていました5人の一般質問は終了しました。 お諮りします。 本日の会議は、これにて延会したいと思いますが、ご異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(宮崎有平) 異議なしと認めます。 よって、本日は、これにて延会することに決定しました。 本日は、これにて延会します。 次回は、明日6月16日午前9時30分から一般質問を引き続き行いますので、ご参集ください。 お疲れさまでした。     (延会 午後3時07分)...